こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256
豪ドルNZドルは相関性が高い通貨として有名です。
過去にトライオートFXの自動売買セレクトではダントツ人気の通貨ペアでした。
さて、そんな豪ドルNZドルを使って自動売買をするのですが、トライオートFXではしません。
マネーパートナーズの連続予約注文で行います。
やろうと思ったきっかけは、トライオートFXのビルダー機能でシミュレーションを行った結果、年利30%超を記録したからです。
年利30%超なので若干リスクを取っていますので、30万円でスタートします。
豪ドルNZドルを選んだ理由
A.レンジ相場が長く続いているからです。
下図は豪ドルNZドルのチャートですが、2014年からレンジ相場になっています。
「高値:1.14 安値:1.00」の間でレンジを形成しています。
自動売買は行ったり来たりして何度もリピートすることで利益を積み重ねていくので、レンジ相場があっています。
豪ドルNZドルでは狭い範囲でレンジを形成しているため、少ない資金で運用ができて、ユーロズロチみたいに相関性が高すぎず、それなりに相場が動くので利益を積み重ねやすくのです。
狭い範囲でレンジ=資金が少なく済む
相場が動く=何度もリピートして利益を稼ぐ
結果:資金効率がとても良い!
トライオートFXで豪ドルNZドルの人気が高かったものわかります。
レンジを形成している理由
主に通貨ペアの政策金利差です。
金利が高いと通貨は買われ、低いと売られやすい傾向にあります。
2014年以前では最近のレンジを上に抜けています。
このとき、豪ドルの金利が高く、NZドルの金利が低かったわけです。
実際の金利差を見てみましょう。
2010〜2013年末で金利差が高く、レンジ帯を形成する2014年以降は金利差が小さいです。
レンジがいつまで続くかわかりませんが、この金利差を1つの指標として考えておくとわかりやすいかと思います。
年利30%超の設定
「トラリピのハーフ&ハーフ」を採用しました。
理由は運用資金を抑えるためです。
ハーフ&ハーフのメリットは、広い範囲に仕掛けられるのに、運用資金が少なく済むということですね。
すべて「買い」または「売り」のトラリピに比べて、ハーフ&ハーフはレンジのセンターに買いと売りの分岐点を作ることで、その分岐点がちょうど含み損0円になります。
結果、含み損が増えていくポイントがレンジのセンターになるため、運用資金が少なくなります。
さて、ハーフ&ハーフでトライオートFXのビルダー機能を用いてシミュレーションをしてみました。
シミュレーションしやすいように、トライオートFXの用語で記載しますね。
シミュレーション設定
設定項目 | 買 | 売 |
レンジ幅 | 780 | 780 |
本数 | 13 | 13 |
数量 | 5000 | 5000 |
スタート価格 | 1.07 | 1.076 |
利確幅 | 60 | 60 |
損切り | - | - |
フォロー値 | - | - |
カウンター値 | 60 | 60 |
カウンター固定 | レ | レ |
設定画面
2014年からのレンジ(1.00~1.14)をしっかり抑えた設定にしました。
年利を計算してみました。
運用期間:2018年1月1日~2020年7月10日(運用日数:921日)
年利=期間総合損益÷推奨証拠金×365日÷運用日数
264,031円÷302,645円×365日÷921日=34.5%
年利30%を超える素晴らしい数字となりました。
利益幅を変えると利回りが変わる。
利益幅を変えていくつかシミュレーションしてみました。
その結果をグラフ化しました。
利益幅を広げるほど、利回りが向上していることがわかります。
利益幅を狭くすると、トラップ本数が増えるため、必要資金が増える。また、1回あたりの利益は小さく、スプレッドの割合が大きくなる。
結果:利回りは小さくなる
利益幅を広くすると、トラップ本数が減るため、必要資金も減る。また、1回あたりの利益は大きく、スプレッドの割合は小さくなる。
結果:利回りは大きくなる
今回は利回りを重視して、利益幅60pipsで実践しようと思っています。
リスクを考える
利回りは良いことがわかりましたが、リスクはしっかり押さえておきましょう。
ここで考えるリスクは2つ
推奨証拠金の妥当性
最大含み損
以上から考えてみたいと思います。
推奨証拠金とは?最大含み損も確認
年利は推奨証拠金「302,645円」で計算したけど、本当に大丈夫なのでしょうか。
結論から言うと「売り買い分岐点からスタートして、直後一方的に上昇または下落すると推奨証拠金では足りません。」
推奨証拠金とは?
必要証拠金+最大ドローダウン
最大ドローダウン=シミュレーション期間中の最大累積利益からの最大下落幅
今回の最大ドローダウンは2019年11月13日(190,961円)~2020年3月18日(83,316円)に記録しており「-107,645円」です。
必要証拠金と合計すると推奨証拠金になります。
2020年3月18日と言えば、コロナショック真っただ中で起きたことで安値0.99を記録しました。
そのため、結構な安値だと思って良いと思います。
一番含み損が膨らむ最悪なケースとしては、買いと売りの分岐点から一方的に下落または上昇した場合なので計算してみました。(結論で述べたところ)
買いポジション全保有かつレンジアウトする0.992になった場合の最大損失です。
価格 | 含み損 | 必要証拠金 | |
1 | 1.070 | -35,100 | 19,260 |
2 | 1.064 | -32,400 | 19,152 |
3 | 1.058 | -29,700 | 19,044 |
4 | 1.052 | -27,000 | 18,936 |
5 | 1.046 | -24,300 | 18,828 |
6 | 1.040 | -21,600 | 18,720 |
7 | 1.034 | -18,900 | 18,612 |
8 | 1.028 | -16,200 | 18,504 |
9 | 1.022 | -13,500 | 18,396 |
10 | 1.016 | -10,800 | 18,288 |
11 | 1.010 | -8,100 | 18,180 |
12 | 1.004 | -5,400 | 18,072 |
13 | 0.998 | -2,700 | 17,964 |
レンジアウト | 0.992 | 合計:-245,700 | 合計:241,956 |
※NZドル/円=90円で計算
ロスカットになる条件は「必要資金 < 含み損 + 必要証拠金」です。
この場合の必要資金は「245,700円+241,965円=487,656円」
推奨証拠金「302,645円」なので185,011円足りません。
一方的に行くことはないと思いますが、足りない分を運用利益で補う必要があります。
そのため、若干リスクが高めの運用となっています。
ちなみに、この資金で行うと利回りは19.9%となりました。
年利=期間総合損益÷必要資金×365日÷運用日数
264,031円÷487,656円×365日÷921日=19.9%
なぜ連続予約注文なのか?
A.運用コストが安かったから
豪ドルNZドルを取り扱う自動売買FX会社は3つあります。
- マネーパートナーズ(連続予約注文)
- インヴァスト証券(トライオートFX)
- トラリピ(マネースクエア)
※アイネット証券のループイフダンは指値固定で注文できないので対象から外してます。
運用コストは2つあり、それぞれ比較しました。
売買手数料
スプレッド
スワップ
取引手数料 | スプレッド | スワップ | 合計 | |
マネースクエア | 0円 | 28円 | 0円※1 | 28.0円 |
マネーパートナーズ | 0円 | 48円 | 1.0円 | 49.0円 |
インヴァスト証券 | 16円 | 46.4円 | 1.6円 | 64.0円 |
※1:スワップ0円キャンペーン中!(2021年4月1日まで)
※2:NZドル=80円計算
運用コスト面ではマネースクエア最もコストが安いですが、始めた時にマネースクエアでは取扱してなかったので、私はマネーパートナーズの連続予約注文で運用しています。
注文方法を解説
注文方法について詳しく解説します。
実を言うと、連続予約注文のデメリットは「注文が面倒」なことです。
一方、トライオートFXは注文がかんたんなので、めんどくさい人は
トライオートFXがおすすめです。
自動売買セレクトにも豪ドルNZドルがあるので数クリックで注文が完了します。
さて、連続予約注文の注文方法です。
時系列形式で解説します。
ステップ1:ログインして、FXnanoを開く
100通貨から注文可能な「FX nano」の取引画面を開きましょう。
ステップ2:連続予約注文画面を開く
初期画面では「ストリーミング」になっているので、連続予約に変更します。
ステップ3:利食い設定をする
歯車ボタンを押すと、設定画面が出るので、利食い設定を変更します。
今回の場合は60pipsです。
ステップ4:連続予約注文をする
さて、ここからが本番ですが、注文前に指値をなんでも良いので一覧表にしておくと見易くて良いです。
⬇︎+ボタンを押すと展開します。
指値一覧表にしたがって、指値注文を入力→「利食い:60pips」→「続けて注文を入力する」をクリックします。
⬇︎「続けて注文を入力する」を連続20回連打します。
【確認】連続条件「前の注文の利食い約定時」であること!
⬇︎連続20回目になったら、連続予約を完了するボタンを押して、注文を完了してください。
ステップ5:現在値より高い場合(注文できない場合)の対処法
現在値より高い(売り注文の場合は低い)場合は注文をすることができません。
現在値「1.05749」より高い「1.058」以上の注文はできない。
その場合の対処法として、1回目だけ売買注文と逆の注文をします。
買い注文 ➡︎ 売り注文
売り注文 ➡︎ 買い注文
要は「捨て注文」です。
そのため、すぐに利食いしたいので最小の1pipsにします。
1回目だけ売り注文を入れます。
注意としては、本来の指値より1pips高い指値で売り注文を入れます。
⬇︎本来の指値「1.058」より1pips高い「1.0581」で指値売り注文を1回だけ行います。
売り注文の場合
指値:1.0581
利食い:1pips(1.0580)
買い注文の場合
指値:1.0579
利食い:1pips(1.0580)
⬇︎2回目以降は本来の指値「1.058」で注文することができるようになります。
売り注文も同様に行うことで、連続予約注文が完了です。
運用実績
運用実績を公開しています!
運用資金 | 600,000円 |
確定損益 | 66,029円 |
(内、スワップ) | -1,145円 |
利回り | 10.8%(運用期間5ヶ月) |
運用は一旦停止しましたが、運用5ヶ月で利回り10%達成!年利換算すると20%を超える高利回りを得られます。さすが最強通貨ペアですね。
5◎運用設定
取引単位 | 0.5万通貨 |
売買 | ハーフ&ハーフ |
レンジ(売) | 1.073〜1.148 |
レンジ(買) | 0.995〜1.070 |
本数 | 26本ずつ |
注文間隔 | 30pips |
利益幅 | 60pips |
口座開設にもらえる1,000円でお試し取引!
マネーパートナーズでは口座開設&取引するだけで1,000円プレゼントしています。
マネーパートナーズの特徴として、取引通貨単位が100通貨〜と少額で運用することができます。
最初に1,000円もらえますが、FX nanoで取引を行わないと没収されてしまうので注意です。
キャンペーン期間中に「パートナーズFXnano」で1回以上のお取引をもって1,000円付与を確定いたします。
キャンペーン期間中に「パートナーズFXnano」でお取引をいただけなかった場合、ご入金させていただいた1,000円はキャンペーン終了後に取消させていただきます。
また、口座開設後に下記リンク先から申込すると書籍もプレゼントされるので是非この機会に口座開設してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
長い間レンジ内に推移していることから、見通しが立ちやすく、自動売買にはもってこいの通貨ペアです。
とてもおすすめの運用方法なので是非お試しください。
FX自動売買において豪ドルNZドルはとても相性が良い
年利30%を超えるシミュレーション結果
最悪を想定すると、約18.5万円足りないのでリスク高め
マネーパートナーズはコストが安いが、注文が面倒
以上、連続予約注文で行うFX自動売買「豪ドルNZドル」編でした。
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