こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256
FXの裁量トレードって聞くと、少し抵抗ある方も多いかと思います。
私は相場を読むことができないと思っているので、FXはトラリピをやっていますが、ユーロズロチだけは裁量取引ができています。
[simple-author-box]
- ユーロズロチの基本
- ユーロズロチの取引の考え方
- 勝率の高い取引方法
- どのFX会社を利用すれば良いかわかる
この記事を読むことで、自信をもってユーロズロチをトレードすることができるようになりますから、ぜひ最後までご覧ください。
それでは、よろしくお願いします。
ユーロズロチの運用実績
2019年から始めたユーロズロチ取引の結果を公開しています。
決済損益 | -205,123円 |
スワップ | 43,484円 |
合計 | -161,639円 |
▼運用実績グラフ
2020年はコロナショックで大損してしまいました…。
しかし、損切りした2020年を除けばほとんどプラスで終わっています。
つまり、勝率が高い手法なんです!
ユーロズロチとは?
まず、ユーロズロチについてかんたんに説明します。
「ユーロ」と「ズロチ」のそれぞれの通貨を組み合わせものがユーロズロチです。
- ユーロ:EUヨーロッパ連合の法定通貨
- ズロチ:正式名称は「ポーランドズロチ」でポーランド共和国の法定通貨
ポーランドはEU加盟国の1つなので、近所にはドイツやオランダがあります。
▼ポーランドの位置
ポーランドはEUに参加していますが、ユーロが法定通貨ではないんです。
ユーロズロチの特徴
ポーランドは、ユーロと同じEU連合に属していることから、ユーロとポーランドは同じ貿易のため「相関性が高い」んです。
相関性は相関係数「-1.0~+1.0」の間で表現されます。
- 「-1.0」に近いほど、値動きが反対
- 「+1.0」に近いほど、値動きが同じ
ちょうど中間である「0」は値動きに連動性が全くないことを意味します。
ユーロとズロチの相関性の高さは、チャートを見るとほとんど同じ値動きをしていることが確認できます。
▼ユーロ円(上側/日足)とズロチ円(下側/日足)
ユーロズロチのチャートも見ると小幅な値動きで
▼ユーロズロチの月足チャート
ロシアによるウクライナ戦争直後では大きく上昇しました。
ウクライナの隣国であるポーランドのズロチは大きく売られ、ユーロズロチは大きく上昇しました。
リスク要因があると新興国通貨であるポーランドズロチはユーロに比べて売られてしまうため、ユーロズロチは上昇しやすくなります。
ユーロズロチは豪ドルNZドルやユーロポンド同様に隣国で相関性の高い通貨ペアです。
また、政策金利の差が大きく、売りスワップがたくさんもらえます。
- ユーロ:3.00%
- ズロチ:6.75%
差:3.75%
参考として、スワップシミュレーションをすると
なんと、驚異の年利36%!
- 運用資金:15万円
- スワップ:149円/日
【基本編】ユーロズロチ取引方法
ユーロズロチの基本取引について解説します。
結論を言えば、これ↓に尽きます。
RSIを見て、売買注文するだけ!
ユーロズロチの基本とする取引条件は以下の通りです。
- 日足RSI70を超えたら「売り」
- 翌日以降RSI70以上なら追加「売り」
- ②を繰り返す
- RSI30~50(任意)を下回れば一括決済
- 1万通貨あたり10~15万円必要
- RSIは「買われすぎ」「売られすぎ」を示すテクニカル指標
- 一般的にRSI70を超えると買われすぎとされ、RSI30を下回ると売られすぎのサイン
- RSI70を超えると高値警戒感から概ね下がる傾向があります。
決済については、スワップを受取したい場合は、RSI30やRSI40まで待っても良いと思います。
少なくともRSI50を下回ってから決済しないと、利益を伸ばせません!
基本取引条件でバックテストの結果はこちら。
勝ち | 23勝 |
負け | 2敗 |
勝率 | 92% |
決済損益 | 1,173,852円 |
- 日足RSI(14)70以上:1万通貨売り
- エントリー翌日以降70が続くなら、1万通貨追加売り
- 日足RSI(14)50以下:全決済
▼バックテスト損益グラフ
※終値で注文
バックテストの結果からもわかるように、ユーロズロチはRSIさえ見ていれば勝率の高い取引をすることができる手法です。
大事なことなので、もう一度言いますね。
ユーロズロチの取引の基本は…
RSIを見て、売買注文するだけ!
覚えておきましょう(^▽^)/
エントリーは分割する。
取引ルールは決めていますが、裁量なので必ずルールに従う必要はありませんが、RSI70を超えたからといって、1回の注文で全資金投資するのはおすすめしません。
複数回に分けての注文がおすすめです。
#ユーロズロチ
1ロット売り追加
まだ上昇するなら0.5ずつ刻みます。 pic.twitter.com/GUqVIlAVvQ— みみかき@コツコツ投資家 (@mimikaki256) February 10, 2023
なぜなら、RSI70を超えた≠天井ではないからです。
そもそも天井で注文することはほぼ不可能。
出来たとしたら、運が良かっただけと思ってください。
ユーロズロチの場合は天井に近い場合が多いですが、あくまでも裁量なので、さらに上昇する可能性だってあります。
複数回に分けて注文することで、平均取得価格を引き上げる効果があります。
実際にバックテストの一部を見てみると
- 一括注文:-9,558円
- 分割注文:+78,669円
最初は同じタイミングで注文を出しても、分割するだけで結果に差が出ます。
一括注文したことで、上昇局面で注文できず、RSI50を迎えた時には注文レートより高くマイナスになってしまいました。
分割することで上昇局面に注文するだけでなく、含み損を小さくすることができるため、一括注文は極力避けた方が良いでしょう。
ユーロズロチの必要資金は?
運用資金早見表を作成しました。
過去最高値まで耐える場合、1万通貨あたり15万円必要です。
通貨量を半分(0.5万通貨)にすれば、運用資金は半分になります。
過去最高値5.0まで上昇しても問題ない資金で計算しています。
注文レート | 必要資金 | 注文レート | 必要資金 |
4.66 | 15.8万円 | 4.83 | 10.9万円 |
4.67 | 15.5万円 | 4.84 | 10.6万円 |
4.68 | 15.2万円 | 4.85 | 10.3万円 |
4.69 | 14.9万円 | 4.86 | 10.0万円 |
4.70 | 14.6万円 | 4.87 | 9.7万円 |
4.71 | 14.4万円 | 4.88 | 9.5万円 |
4.72 | 14.1万円 | 4.89 | 9.2万円 |
4.73 | 13.8万円 | 4.90 | 8.9万円 |
4.74 | 13.5万円 | 4.91 | 8.6万円 |
4.75 | 13.2万円 | 4.92 | 8.3万円 |
4.76 | 12.9万円 | 4.93 | 8.0万円 |
4.77 | 12.6万円 | 4.94 | 7.7万円 |
4.78 | 12.3万円 | 4.95 | 7.4万円 |
4.79 | 12.0万円 | 4.96 | 7.2万円 |
4.80 | 11.8万円 | 4.97 | 6.9万円 |
4.81 | 11.5万円 | 4.98 | 6.6万円 |
4.82 | 11.2万円 | 4.99 | 6.3万円 |
※必要資金計算式:評価益+必要証拠金
※ズロチ円:30円換算
注文は夜がおすすめ
バックテストではRSI70になった日の終値で注文していますが、終値で注文することは現実的に難しいです。
そのため、エントリーは出来るだけ夜の時間帯にすることをおすすめします。
夜に注文する理由は、経験上のことになりますが、夜に上昇することが多かったからです。
ヨーロッパ時間やNY時間に取引が活発になり、値動きが大きくなるからだと考えています。夜の時間もどの時間が良いかもわかりません。
RSI70を超えている場合限り、夜の時間帯で注文タイミングを見極めます。
エントリーした時にはこんな感じでツイートしますので、参考にしてください。
#ユーロズロチ 打診売り pic.twitter.com/L1IJYNRG40
— みみかき@コツコツ投資家 (@mimikaki256) February 7, 2023
必ず夜に上昇するとは限らないため、あくまでも参考までとしてください。
運用資金に注意
RSI70を超えたら追加売り…つまり、ナンピンなので、追加すればするほど、必要なお金が増えてしまうため、資金が少ない方は注文調整が必要です。
- 1回あたりの通貨量を少なくする。
- 追加する日にちを空ける。
バックテストでは最大13日連続でRSI70を超えたため、ルールに従って13日連続で追加売り注文をしたため…
運用資金は200万円を超えてしまいました。
運用資金が多すぎる場合には、注文を調整しなければなりません。
具体的に通貨量や間隔を間引いてバックテストをしてみました。
※必要資金はロスカットレート5.01にて計算
[ptimeline] [ti label=”STEP1″ title=”1万通貨→0.5万通貨に減らす”]必要資金:200万円→100万円
[/ti] [ti label=”STEP2″ title=”さらに注文追加する間隔を間引く(1日おき)”]必要資金:100万円→55万円
[/ti] [ti label=”STEP3″ title=”さらに0.5万通貨→0.3万通貨に減らす”]必要資金:55万円→33万円
[/ti] [/ptimeline]
調整したことで、運用資金を200万円→33万円に減らすことができました!
減らしたことで、リターンも小さくなってしまいますが、資金あってこそ取引できるので身の丈に合った資金で取引しましょう。
バックテストのデータ(Excel)を置いておきますので、ご自身で調整してみてシミュレーションしてみてください。
\ ダウンロードはこちら /
バックテストデータの使い方
このバックテストでは、基本注文ルールに従った場合の1回あたりの「必要資金」「確定損益」を見ることができます。
シートは3つあります。
- 毎日注文(RSI70を超えていたら毎日注文)
- 2回に1回注文(RSI70を超えていたら1日おきに注文)
- 運用資金早見表
▼バックテストデータのスクリーンショット
シート左上にある「ズロチ円」「通貨量」を変えて、最大必要資金を確認してみてください。
【応用編】ユーロズロチの取引方法
ユーロズロチの応用編は「買い注文」です。
売りだけでなく、買いでも取引をしていますが、基本編よりリスク高めなので…
- 売りだけだとエントリー回数が少ない!
- もっと利益がほしい!
という方はチャレンジしてみてください。
ユーロズロチの応用編はこちらの記事をご覧ください。
https://incomestock.net/eurpln-buy/
ユーロズロチ取引でおすすめFX会社
ユーロズロチを取引するなら、次の2社をおすすめします。
- 資金効率良く取引したい方:IG証券
- 少額から取引してみたい方:みんなのFX
どちらも金融庁から認められた会社なので安心して取引できます。
詳細はこちらの記事でまとめていますので、興味あればチェックしてみてください。
https://incomestock.net/minfx-eurpln/
ちなみに私は以下の理由から、みんなのFXを使っています。
- 取引単位1,000通貨から出来て資金調整がしやすい
- 買いトレードもするため、マイナススワップが少ない
\少額取引!みんなのFX/
\資金効率が良い!IG証券/
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ユーロズロチの基本取引を解説しました。
- 取引の基本は「売り」でRSIを見るだけ!勝率92%
- 応用した取引は「買い」でRSIを見るだけ!勝率87%
- 資金効率よく取引したいなら「IG証券」
- 少額で取引したいなら「みんなのFX」
ユーロズロチは裁量取引だけど、テクニカル指標RSIだけをみて取引するので、とてもかんたんです。