こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256
高配当投資といえば、米国高配当ETFや国内でも個別株を中心に投資している方が多い印象です。
しかし、日本の高配当ETFも高利回りで魅力があります。
- 米国だけでなく日本にも分散しておきたい!
- 円安だし、為替リスクの影響が心配…
- 個別銘柄選定が難しい…
ETFであれば、定期的に銘柄の入れ替えやリバランスを行うため、継続した高配当投資をすることが出来ます。
今回はおすすめする国内高配当ETFを3つ紹介します。
- 日本の代表する高配当ETFがわかる
- おすすめのETFを紹介
それでは、よろしくお願いします。
国内高配当ETF3選
今回紹介するETFはこちら!
(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
(1577)NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信
(2564)グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF
まず、3つの基本データをかんたんにまとめました。
コード | 純資産総額 | 年間配当回数 | 配当利回り | 信託報酬 |
1489 | 594.4億円 | 年4回 | 5.26% | 0.308% |
1577 | 731.6億円 | 年4回 | 4.02% | 0.352% |
2564 | 211.3億円 | 年4回 | 5.37% | 0.429% |
どのETFも高配当なものばかりです。
1銘柄ずつ詳しく見ていきましょう。
(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信
1つ目は(略称)NF・日経高配当50ETFです。
まずは基本データから見てみましょう。
- 運用会社:野村アセットマネジメント
- 設定日:2017年2月10日
- 取引価格:40,880円
- 純資産総額:598.5億円
- 単元:1株
- 配当回数:年4回(1月,4月,7月,10月)
- 銘柄入替:年1回
- 組入銘柄数:49
- 配当利回り:5.26%
- 信託報酬(経費率)0.308%
配当利回り5%超が魅力のETFで、約50銘柄に投資しています。
◎運用目的
⽇経平均⾼配当株50指数に連動する投資成果を⽬指します。
⽇経平均構成銘柄のうち配当利回りの⾼い50銘柄から構成される配当利回りウエート⽅式の株価指数です。配当利回りに流動性(売買代⾦)を加味して構成銘柄の指数算出上のウエートを決定する。
一般的なインデックスファンドの時価総額加重平均(時価総額が多いほど組入れ割合が多くなる)とは異なり、高配当だけでなくある程度の流動性がある銘柄にウエイトを置いて組入れ割合を決めています。
◎組入銘柄トップ10
順位 | コード | 銘柄 | 組入比率 | 配当利回り 単元あたり |
1 | 8316 | 三井住友フィナンシャルグループ | 3.71% | 5.2% |
2 | 8411 | みずほフィナンシャルグループ | 3.69% | 5.0% |
3 | 2914 | 日本たばこ産業 | 3.67% | 6.7% |
4 | 6178 | 日本郵政 | 3.63% | 5.0% |
5 | 4502 | 武田薬品工業 | 3.59% | 4.6% |
6 | 9434 | ソフトバンク | 3.45% | 5.9% |
7 | 5401 | 日本製鉄 | 3.17% | 7.5% |
8 | 5411 | JFEホールディングス | 3.00% | 5.2% |
9 | 9104 | 商船三井 | 2.99% | 18.5% |
10 | 8306 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 2.93% | 4.6% |
◎業種別組入割合
- 全銘柄の組入銘柄は、東証プライムかつ大型株(流動性と時価総額が高い)の銘柄だけで構成されています。単元当たりの配当利回りは3.5%以上の高利回り!
- 組入れ割合は、景気敏感株の「銀行」「卸売」「証券」などの割合が大きいのが目立ちます。一方、ディフェンシブ株の「食品」「サービス」「医薬品」などは少ないため、不景気時には弱く売られやすいですが、配当利回り5%超と高いETFです。
- 1株4万円するので少額や配当再投資しにくいですが、株価が下がった時に仕込みたいETFです。
(1577)NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信
2つ目は(略称)NF・日本株高配当70 ETFです。
早速、基本データを確認してみます。
- 運用会社:野村アセットマネジメント
- 設定日:2013年3月5日
- 取引価格:24,325円
- 純資産総額:731.6億円
- 単元:1株
- 配当回数:年4回(1月,4月,7月,10月)
- 銘柄入替:年1回
- 組入銘柄数:70
- 配当利回り:4.02%
- 信託報酬(経費率)0.352%
1489に比べると配当利回りは下がりますね。
◎運用目的
野村⽇本株⾼配当70に連動する投資成果を⽬指します。
国内上場株式の中から、予想配当利回りが高い70銘柄を選んで構成銘柄とした等金額型の指数です。
配当継続性、経常利益、予想配当を定期的にモニタリングして、銘柄を組み替えしています。また、時価総額や流動性が小さい銘柄は除外し、大型株を中心に構成されています。
◎組入銘柄トップ10
順位 | コード | 銘柄 | 組入比率 | 配当利回り 単元あたり |
1 | 1605 | INPEX | 2.09% | 3.8% |
2 | 8766 | 東京海上ホールディングス | 1.80% | 3.6% |
3 | 8031 | 三井物産 | 1.73% | 3.6% |
4 | 9433 | KDDI | 1.73% | 3.0% |
5 | 8308 | りそなホールディングス | 1.71% | 3.7% |
6 | 2768 | 双日 | 1.70% | 5.4% |
7 | 9432 | 日本電信電話 | 1.70% | 3.0% |
8 | 9104 | 商船三井 | 1.69% | 18.5% |
9 | 8630 | SOMPOホールディングス | 1.68% | 4.1% |
10 | 3231 | 野村不動産ホールディングス | 1.65% | 3.2% |
◎業種別組入れ割合
- 組入銘柄は、東証プライムかつ時価総額も比較的大きく、70社に分散投資ができます。また、配当利回りも3%以上と選定もGOOD!
- 組入割合は、等金額型のため、全70銘柄ほぼ同じ割合になっています。景気敏感株の「銀行」「建設」「科学」などの割合が大きいのが目立ちます。一方、ディフェンシブ株の「食品」「サービス」「医薬品」などは少ないため、不景気時には弱く売られやすいです。
- 配当だけでなく分散を効かせたい方向けの高配当ETFです。
(2564)グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF
3つ目はグローバルX社が運営している日本株式ETFです。
- 運用会社:グローバルX社
- 設定日:2020年8月25日
- 取引価格:1,953円
- 純資産総額:212.92億円
- 単元:1株
- 配当回数:年4回(1月,4月,7月,10月)
- 銘柄入替:年1回
- 組入銘柄数:25
- 配当利回り:5.37%
- 信託報酬(経費率):0.429%
◎運用目的
信託財産の1口当たりの純資産額の変動率を「MSCIジャパン・高配当セレクト25指数」の変動率に一致させることを目的とします。
日本の全株式と不動産上場投資信託(J-REIT)の中で高配当利回りの25銘柄で構成された指数です。(株式:23銘柄、J-REIT:2銘柄)
また、組入割合はすべて均等に割り振られているため、1銘柄4%です。
◎全組入銘柄
◎業種別組入れ割合
- 組入銘柄は、25社と少なく、1銘柄毎の影響は他に比べて大きいですが、他とは毛並みが違うETFですね。唯一REITが入っています。
- 組入割合は、特定の業種に偏らないように、バランスが取れたETFだと思います。
- 価格が低いため買いやすく、サテライトの位置づけで購入するには良いと思います。
日経平均と3つのパフォーマンスを比較
日経平均に連動したETFと紹介した3つのETFのパフォーマンスを比較してみました。
▼過去2年程度のパフォーマンス比較
全て日経平均をアウトパフォームしていますね。
最も成績が良かったのは「(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」でした。他を圧倒していますね。
高配当かつパフォーマンスも良ければいいことなしですね。
どのETFを購入する?
配当利回りが高い「(1489)NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」を主で購入します。
私の場合は、コアに楽天VTIやVYMで資産形成していますから、そのほかはサテライト枠として、配当利回りが高い銘柄に投資をします。
https://incomestock.net/portfolio/
配当再投資先として、価格が低い「(2564)グローバルX MSCIスーパーディビィデンド-日本株式 ETF」で複利運用すると効率が良いです。