こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256
ダウの犬投資法を日本株でもやってみたいけど、どの銘柄を選定すればいいのかわからない。
米国株ではNYダウという有名な株価指数がありますが、日本株ではどんな株価指数を参照すればいいのかわからないですよね。実は日経平均ではないんです。
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本記事では、初心者でもかんたんに銘柄選定から日本版のダウの犬投資ができる方法を解説しています。
- ダウの犬投資法を日本株でする方法がわかる
- 日本株の裁量投資が苦手な方
- インカムとキャピタルをバランスよく得たい方
日本株でもダウの犬投資法で高配当投資を楽しむことができますので、最後まで読んでみてください。
ダウの犬とは?
12月末にNYダウを配当利回り順に並び変えて、上位10銘柄を均等額で投資する手法です。
1年間ポジションは変更せず、1年後に再度並び変えて投資を繰り返し行います。
詳細はこちらの記事で解説していますので、興味があれば見てください。
https://incomestock.net/dowdog/
日本株で高配当上位10銘柄の選定方法
日本株でダウの犬投資法を実践するには「TOPIX コア30」を代用します。
東証プライム上場全銘柄のうち、時価総額や流動性が高い30銘柄で構成されているためです。
NYダウも超大型株(=時価総額が大きい)の集まりなので、「TOPIX コア30」が代用するのにぴったりな株価指数になります。
「TOPIX コア30」を配当利回り順に並び変えするわけですが、こちらのサイトが選定に便利です。
https://kabutan.jp/themes/?theme=TOPIX%E3%82%B3%E3%82%A230&market=0&capitalization=-1&stc=&stm=1&col=yld
配当利回り順に並び変えた結果はこちら
コード | 銘柄 | 2021年 年末価格 | 2022年 年末価格 | 配当利回り | 2022年 年間リターン |
9434 | ソフトバンク | 1,379 | 1,488 | 5.78% | 8.50% |
8411 | みずほFG | 1,402 | 1,856 | 4.58% | 33.54% |
4502 | 武田薬品工業 | 3,036 | 4,111 | 4.38% | 33.74% |
8316 | 三井住友FG | 3,777 | 5,296 | 4.34% | 41.73% |
7267 | ホンダ | 3,165 | 3,032 | 3.96% | -2.62% |
8035 | 東京エレクトロン | 64,960 | 38,880 | 3.81% | -39.25% |
8058 | 三菱商事(株) | 3,556 | 4,283 | 3.62% | 21.54% |
8306 | 三菱UFJ | 608 | 889 | 3.60% | 48.38% |
8766 | 東京海上HD | 2,058 | 2,828 | 3.54% | 37.85% |
9433 | KDDI | 3,282 | 3,982 | 3.39% | 22.21% |
均等額投資した際の配当利回りは「4.10%」です。
仮に2022年の日本版ダウの犬投資法で1年間100万円を投資していた場合、評価額は128万円でした。
さらに配当金が3.80%ありますので収支+約131万円という成績です。
2022年の日経平均は-9.37%という結果を見ると、優秀であると言えます。
配当利回りが高く、リターンも良いためNYダウと同じくインカムとキャピタルを両方得られるバランスの取れた投資法です。
低リスクな高配当銘柄の選び方
高配当株銘柄をする上で、時価増額が大きい銘柄を買うとリスクが少ない投資ができます。
つまり、「TOPIX コア30」の時価総額や流動性が高い30銘柄で構成された中から選ぶ「ダウの犬投資法」は理にかなった投資法と言えます。
こちらの記事を参考にしました。
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/39766?page=3
高配当投資をする上では「減配」というリスクを避けたいところです。
減配リスクを避けるには、少なくとも時価総額が大きい銘柄を買っておけば良いという考え方です。
配当は利益から出しているので、収益力がないと配当を出すことができません。
時価総額が高い企業を選んでおけば、ある程度収益力や財務が良い銘柄を選んでいることになるため、自動的に減配リスクを避けた投資をしていることになります。
「TOPIX コア30」は時価総額に着目して銘柄入れ替えをしているため、時価総額が小さくなれば構成銘柄から除外されます。
時価総額が高い銘柄で構成された「TOPIX コア30」から選ぶ高配当投資の「ダウの犬投資法」はとても良い選定方法と言えます。
少額から出来るミニ株(単元未満株)がおすすめ
少額から日本版「ダウの犬投資法」をしたければ、ミニ株(単元未満株)で購入することをおすすめします。
米国株は1株から購入できるのに対して、100株ずつしか買うことができないため、ある程度集まったお金がないと始めることができません。
また、株価が高い銘柄があると、投資法の均等額ができません。
2023年の銘柄を単元株で購入すると、約340万円必要です。
▼単元株で購入すると…
コード | 銘柄 | 2022年 年末価格 | 購入株数 | 購入金額 |
9434 | ソフトバンク | 1,488円 | 200株 | 297,600円 |
8411 | みずほFG | 1,856円 | 200株 | 371,200円 |
4502 | 武田薬品工業 | 4,111円 | 100株 | 411,100円 |
8316 | 三井住友FG | 5,296円 | 100株 | 529,600円 |
7267 | ホンダ | 3,032円 | 100株 | 303,200円 |
8058 | 三菱商事(株) | 4,283円 | 100株 | 428,300円 |
8306 | 三菱UFJ | 889円 | 400株 | 355,600円 |
8766 | 東京海上HD | 2,828円 | 100株 | 282,750円 |
9433 | KDDI | 3,982円 | 100株 | 398,200円 |
合計 | 3,377,550円 |
グラフを見るとわかるように、全て10%と均等額で購入できていません。
▼ポートフォリオを見てもこんな感じでバランスが少し悪いです。
※東京エレクトロン(8035)は1株4万円するため、100株買うとバランスが崩れるため除外しました。
※もし、東京エレクトロン(8035)を入れて均等額で投資すると3,400万円必要です…
ミニ株(単元未満株)で購入すれば、40万円から始めることができます。
もちろん、東京エレクトロン(8035)も入っています!
▼単元株で購入すると…
▼全て10%とキレイに均等額投資できています。
実際にやってみるとわかるように、細かく購入できて均等額できるミニ株(単元未満株)は日本株版「ダウの犬投資法」に適した購入スタイルです。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
ダウの犬投資法を日本株でする方法は、米国株とやり方は同じですが、NYダウの代わりに「TOPIX コア30」を使います。
時価総額が大きい銘柄に投資するため、減配の心配も少なく、低リスクで高配当投資できる特徴があります。
2022年に投資していた場合は日経平均より成績が良く高配当でした。
- 12月末にTOPIX コア30を配当利回り順に並び替え上位10銘柄を選別する。
- 選別した10銘柄にミニ株(単元未満株)で均等額投資をする。
- ポジションは1年間変更しない。
- 1年後12月末に再度、配当利回り順に並び替え上位10銘柄を選別する。
- 配当金や売却益、追加資金を加味して、10銘柄に均等額投資をする。
- 1年毎に繰り返し行う。
日本株でも絶好調!インカムとキャピタルをバランスよく得られる日本版の「ダウの犬投資法」をぜひお試しください。