こんにちは!こんばんは!みみかきです。
今回のテーマは「ジュニアNISAを売るタイミング、引き出し方法」です。
ジュニアNISAは2024年の新NISAと入れ替わる形で追加投資ができなくなりましたが、非課税枠として保有を続けることはできます。
ジュニアNISAで株式を保有しているけど、いったいいつ売ればいいのか迷っている方も少なくないと思います。
今すぐ売却するべきなのか?それとも、子どもが19歳になるまで保有し続けた方がいいのか?
そんな方に向けて解説します。
ジュニアNISAの引き出し方法
2024年以降のジュニアNISAをかんたんに説明すると…
- 2024年以降もジュニアNISA口座は継続し、保有することができる。(新規購入はできない)
- 非課税期間5年を過ぎた銘柄は、継続管理勘定で18歳になるまで非課税として保有し続けることができる。
- 18歳になる年に新NISA口座が自動開設される。
- 19歳になる年に課税口座へ払い出しされる。
ジュニアNISAで保有する株の売却はいつでも可能ですが、売却した現金をジュニアNISA口座から引き出すことは子どもが18歳にならないとできません。
図解するとこんな感じ
しかし、子どもが18歳より前に現金を唯一引き出す方法があります。それは…
株式売却後、ジュニアNISA口座の閉鎖(解約)
です。
所定の手続きさえすれば、いつでも閉鎖でき、現金引き出しが可能です。
楽天証券、SBI証券の閉鎖方法は、書面での手続きになります。
[st-kaiwa1]ジュニアNISA口座閉鎖のお手続きは書面での手続きが必要です。
楽天証券
お手続き書面は、未成年口座へログイン後、ジュニアNISA口座へ切り替え>トップ画面を下へスクロール>「ジュニアNISA口座廃止届出書をダウンロードする」よりPDF書面を印刷いただけます。PDF書面の「ジュニアNISA口座解約の手順」の注意事項を必ずご確認ください。
ネットで手続きできると便利で良いんですけど…
いつ売却すべきか?
次に売却するタイミングです。
売却を決めるポイントは2つ
- 非課税枠が18歳で終わり、課税口座に移される。
- 成人NISA口座が18歳で自動開設される。
結論から言えば「資産の使う時期次第」です。
ですが、理論的には保有し続けた方が増えます。
時間が経てば経つほど、元本割れするリスクはなくなるので、もっと増やしたいのであれば、売却すべきではありません。
ジュニアNISA口座を開設して、投資をした目的を改めて思い出してみてください。
- 子供の高校、大学学費
使用時期:子供16歳、18歳
- 子供部屋のリフォーム費用
使用時期:6歳以降
など、恐らくほとんどが「子供のための投資」だと思います。
大学に進学する予定があれば、ジュニアNISAから課税口座に移行するタイミングと同じ19歳なので、18歳になる年に資産売却と口座解約をしましょう。
もし、使う予定がなくなってしまった場合でも18歳の年に売却を行い、子どもの新NISAで再度株式等を購入すると非課税枠を売却と購入のタイミングが同じではありませんが、ほぼ引き継いだことになります。
[st-kaiwa1]投資のスイッチングですね。
ただし、年間最大購入額は360万円です。
360万円以上ある場合は、30万円を積立にしたり、240万円を一括購入して、毎月10万円の積立にするなど全てスイッチングできません。
18歳以前に使う予定があれば、その時に売却・口座解約をしましょう。
もし、特定口座などの課税口座で資産をお持ちなら、そちらから売却した方が良いです。
非課税枠に空きがあるのであれば、先に埋めていきましょう。
売却予定年に暴落した時の対応
今年売却しようと思ったのに暴落してしまった!そんな時…
- 予定通り売却すべきか?
- 売らずに保有し続けるべきか?
とても悩むと思いますが、私なら「予定通りに売却」します。
暴落した後の相場を読むことはできません。
上昇に転ずるかもしれないし、さらに下落するかもしれません。
しかし、目的があって投資をしているわけですから、売却しなければ、その目的が変わってしまいます。
なので、予定通りに売却を推奨します。
もし、このようなリスクを背負いたくない場合には、前年に全額または半分売却するしかありません。
投資格言の中で「頭と尻尾はくれてやれ」という言葉があります。
初心者ほど「天井で売ってやろう!」「底で買ってやろう!」としたがりますが、そう簡単にはできません。
その前後で買えたり、売れれば十分だという考え方です。
あと1年保有すれば更に儲かるかも?と欲張らずに満足できる利益なら売ってしまっても良いと思います。
最高のタイミングでは売れませんので、ベストではなく、ベターなタイミングで売却しましょう。
あの時売っておけばよかった…と後悔はしないようにしたいですね。
まとめ
2023年で終了したジュニアNISAの売却方法、タイミングについてお話しました。
- ジュニア口座で株式等の売却は可能だが、現金の引き出しは口座解約しないとできない。
- 18歳まで非課税で保有でき、19歳になると課税口座に自動的に株式移管される。
- 売却タイミングは出来るだけ保有した方が理論的には増えるので18歳の年に売却と口座解約をする。
- 売却時期が近づき、下落リスクを背負いたくなければ、その前のタイミングで売却は全然あり!
- ベストではなく、ベターな売却タイミングを目指す。
売却する参考になれば幸いです。