こんにちは!こんばんは!みみかきです。
マネースクエアの通貨ペア数はずいぶんラインナップが増えてきました。
今では16通貨ペアの取扱があり、何を選んで良いのか迷いますよね。
そこで今回は、リスク分散できて、高いリターンも期待できる。
トラリピ史上最強の投資戦略「トラリピ世界戦略」を紹介します。
この戦略は初心者でも上級者のどなたでも満足できる内容です!
円に偏らないトラリピ
トラリピできる全16通貨ペアの中で、日本円に絡んでいる通貨ペア数は、なんと…
9通貨ペアもあります。
- 米ドル/円
- 米ドル/カナダドル
- ユーロ/円
- ユーロ/米ドル
- ユーロ/ポンド
- 豪ドル/円
- 豪ドル/NZドル
- 豪ドル/米ドル
- NZドル/円
- NZドル/米ドル
- カナダドル/円
- ポンド/円
- ポンド/米ドル
- トルコリラ/円
- 南アフリカランド/円
- メキシコペソ/円
つまり、半分以上はクロス円なんです。
複数の通貨ペアで運用する時、どうしてもクロス円を採用することが多くなってしまうと思います。
すると、どういうことが起きるかと言うと…
日本円に偏ったトラリピ運用
になってしまうということです。
強烈な金融緩和の副作用で世界が高インフレとなり、各国揃って政策金利をどんどん上げる中、日本だけが金融緩和継続として金利を上げない頑固なスタンスをしていることで、金利差が拡大して記録的な円安になってしまいました。
▼クロス円は揃って大きく上昇!
そのため、クロス円通貨ペアが急上昇して、ハーフ&ハーフで売りの設定レンジに突入している場合は、含み損が増えてしまった方も多いかと思います。
日本円など何かに偏る運用は、投資の格言「卵をひとつのカゴに盛るな」に当てはまり、分散投資が出来ていないことになります。
世界に分散投資!トラリピ世界戦略!
今回の戦略はクロス円など一定の通貨に偏りがなく…
リスクを抑えつつ、リターンも狙える!
トラリピ世界戦略はまさにトラリピで運用するべきと通貨ペアになっています。
運用する通貨ペアはこの3つ!
- 豪ドル/NZドル(AUD/NZD)
- 米ドル/カナダドル(USD/CAD)
- ユーロ/ポンド(EUR/GBP)
この戦略名は「トラリピ世界戦略」と名付けらています。
トラリピ世界戦略の特徴
トラリピ世界戦略の特徴は2つ!
- 遠く離れた隣国通貨ペアだからリスク分散できる!
- 隣国の通貨ペアだから狭いレンジを形成して高リターンが期待できる!
◎遠く離れた隣国の通貨ペアだからリスク分散できる!
トラリピ世界戦略の通貨ペアは全く違う地域の通貨ペアです。
豪ドル/NZドル(AUD/NZD):オセアニア
米ドル/カナダドル(USD/CAD):北アメリカ
ユーロ/ポンド(EUR/GBP):ヨーロッパ
世界地図で見ても、遠く離れた通貨ペアと言うことがわかります。
▼世界地図で見る通貨ペア

しかも、同じ通貨が1つもないため、分散が効いています。
それぞれの通貨ペアは相関が低く、相関が無い0付近で推移しているため、3つの通貨ペアが同時に同じ方向への値動きしにくいため、含み損が膨らみにくいです。
▼相関性が低い

クロス円に偏った運用の場合は、日本円に問題が起こると、全てのクロス円が同じ方向へ動くため、うまくリスク分散できていないことになります。
地理的な地政学リスクも限定的です。
近年ではウクライナ戦争でヨーロッパには大きな影響を与えました。
しかし、アメリカやオセアニアへの影響は限定的で、地域分散したことでリスクを低減できたことになります。
▼直近の地政学リスク

地域毎に活発に動く時間帯が違うことも分散の1つになります。
3つの通貨ペア(地域)はそれぞれ時差があるため、日本が取引を活発に行う時間帯として、9時~16時まであるように、他国でも活発に動く時間があります。

- オセアニア:5時〜14時
- 東京:9時~16時
- ヨーロッパ:17時〜1時
- 北アメリカ:22時〜6時
活発な時間ばらつきは、値動きもばらつくため、時間分散の効果があります。
◎隣国の通貨ペアだから狭いレンジを形成して高リターンが期待できる!
隣国の通貨ペアなので、似た経済動向などから値動きも似ているため
相関性が高く、狭いレンジを形成しやすい
特徴があります。
それぞれの通貨ペアの直近チャートを見てみましょう。
▼3通貨チャート

直近の値動きでは、狭いレンジを形成していることがわかります。
トラリピ世界戦略ではこの狭いレンジに設定しています。
狭いレンジに設定できると言うことは、同じ価格を新規⇔決済のリピート回数が多くなりますから、すなわちリターンも高くなります。
絶好調!トラリピ戦略リスト
マネースクエアが提供する戦略リストは難しい設定を考えることなく、クリックだけで運用できる素晴らしいものです。
このトラリピ世界戦略も戦略リストがあります。
まず、バックテストを見てみると、かなりのハイパフォーマンス!
▼米ドル/カナダドルのバックテスト結果

【設定レンジ】

▼ユーロ/ポンドのバックテスト結果

【設定レンジ】

▼豪ドル/NZドルのバックテスト結果

【設定レンジ】

ぞれぞれ100万円ずつ、合計300万円が5年間でいくらになったかと言うと…
613万円
なんと、5年で2倍になりました。
300万円→613万円
年利約20%の高利回りで運用できている結果になります。
全て設定はハーフ&ハーフと呼ばれる設定手法です。
(豪ドル/NZドルのダイヤモンド戦略はハーフ&ハーフを応用して資金効率を高めた戦略です。)
設定レンジの中央半分から上を売り注文、下を買い注文します。
▼設定イメージ

中央値が含み損益が0になるので、売りトラリピの設定資金で買いトラリピも設定できる資金効率がとても良い設定手法です。
トラリピ世界戦略のデメリット
良いことばかり書いてきましたトラリピ世界戦略ですが、デメリットはあります。
狭いレンジ設定なので、長期目線ではレンジアウトする可能性がある。
▼全体的に狭いレンジは近年だけ。

リスクとリターンは比例関係にあります。
設定レンジが狭いと密に注文を仕掛けられるため、リターンが高いが、レンジを外れた場合の損失も大きくなる(リスクが高くなる)
逆に設定レンジが広いと注文本数間隔が広がるため、リターンは減るものの、レンジを外れるリスクが少なくなる。
トラリピ世界戦略はとても良い戦略ですが、投資に絶対は存在しません。
必ずリスクを理解した上で投資をするようにしましょう。
トラリピでは設定毎にリスク試算ができますから、レンジアウトしてロスカットになる時が最大リスクになります。
▼設定のリスクを試算(米ドル/カナダドル)

この場合、100万円で運用すると、ロスカットレートに達した時には66万円の損失が発生します。
米ドル/カナダドルのバックテストでの利益は5年で約80万円でしたから、設定レンジで5年間運用できると考えれば、プラスで終われる計算になります。
ただ、米ドル/カナダドルがロスカットレートに達したとしても、他の2通貨ペアはロスカットレートに達していない可能性もあります。
トラリピ世界戦略以外にも通貨ペアを増やせば、1通貨ペアがコケても運用資金の割合は小さくなりますから、更に分散効果が期待できます。
まとめ
トラリピ世界戦略について解説しました。
- クロス円などに一定の通貨に偏らない投資手法
- 地理的に離れた通貨ペアでリスク分散
- 隣国の通貨ペアは相関が高く、レンジを形成しやすいため、高いリターンが期待できる。
世界に分散投資する「トラリピ世界戦略」ぜひご検討ください。