こんにちは!こんばんは!ファイナンシャルプランナーでAFP資格保有するみみかきです。
今回のテーマは「投資をする目的」です。
目的をもって投資をしていますか?
「みんな投資を始めているし、なんとなくやってみようかな。」
と、考えている方も多いと思います。
興味が沸いて、行動に移せたことはとても素晴らしいことですが、目的がないと間違えた投資をしてしまう可能性がありますので、後からでも投資をする目的を明確にしておきましょう。
なぜ投資に目的が必要なのか?
恐らくほとんどの人が、お金を増やしたいから投資をしているんですよね。
具体的な目的を持たないと、投資する金額や投資先などの投資手段が決まりません。
投資は大切なお金を株や債券、不動産、金などのリスク資産に変えるので、減ってしまう可能性があります。
もし、お金を増やさなくても良いのであればリスクを負ってまで、投資をする必要はありません。
投資するなら、お金を増やしたい理由だけではダメなんです。
- 何に
- いつまでに
- どのくらい
- 優先度
といった具体的な目的を持たないと、投資する金額や投資先などの投資方法が決まりません。
例えば、このような目的があったとします。
何に | 世界一周したい |
いつまで | 1か月後 |
どのくらい | 10万円→1,000万円 |
優先度 | 高い |
という目的なら、超短期間で大きな利益が出る方法を選びます。
すると、競馬や競艇などのギャンブルをして、一攫千金を狙う方法になると思います。
[st-kaiwa1]1ヶ月で10万円を1,000万円にするのは非現実的です。
投資方法は具体的な目的から成り立ちますので、何となく投資をするのは目的に合っていないかも知れません。
すでに投資を始めている方でも目的を考えてから投資方法を見直してみてください。
投資の目的を考える。
さて、具体的に投資目的を考えてみましょう。
いくつか目的を書き出してみますので参考にしてみてください。
何に | いつまでに | どのくらい | 優先度 |
---|---|---|---|
結婚式 | 3年後まで | 100万円 | 低 |
子ども出産 | 5年後まで | 40万円 | 低 |
マイホーム購入の頭金 | 10年後に | 300万円 | 中 |
旅行代 | 毎年 | 10万円 | 低 |
自宅修繕 | 10年間隔 | 200万円 | 中 |
子供の高校・大学授業料 | 16年後、22年後 | 200万円 | 高 |
老後資金 | 40年後 | 2,000万円 | 高 |
会社で仕事をしたくない | 5年後 | 1億円 | 低 |
将来子供への贈与 | 30年後 | 1,000万円 | 中 |
人によって「どのくらい」の必要金額は、変わってきます。
確認しておかないと、いざ必要な時に支払えないことになりかねません。
自分のライフプラン表を作成すると、どのようなイベントが控えているのかわかってきます。
ぜひ、ライフプラン表は、ファイナンシャルプランナーが作成してもらえますので、一度相談してみてください。
[st-kaiwa1]無料相談ならFPも商売なので保険商品を紹介されるかも知れません。
投資の方法を考える。
そもそも、投資方法はどのようなものがあるのでしょうか。
ここで言う投資方法は、投資対象と投資手段を組み合わせたものになります。それぞれいくつか書き出してみました。
投資対象 | 特徴 |
---|---|
インデックス | 株式市場の値動きを示す指数。 複数の銘柄が少しずつ組み合わさっているので、リスク分散 経済成長と共に株価が上昇する。 |
個別株 | 会社の業績の良し悪しで株価が決まるため、リスクが大きい。 株主優待や配当金もあり。 |
債券 | 国や企業にお金を貸す代わりに利子が貰える。 株式に比べて変動が少なく、有事にも強い。 金利と逆相関。 |
証拠金取引 | FXや株などが取引できる。 少ない資金で大きな取引ができる(レバレッジ) 利益も大きいがリスクも大きい。 短期投資向け。 |
不動産 | 家賃収入による配当目的がメイン。 金利上昇に弱く、インフレに強い。 |
金 | 希少性が高く、値崩れしにくい。 インフレや有事に強い。 |
投資手段 | 特徴 |
---|---|
積立投資 | 一定期間に一定額を購入する。 一度に大きく買わないので長期投資向け。 |
裁量取引 | 投資タイミングや金額は自由。 期間は問わない。 |
投資方法は「いつまでに(期間)」「どのくらい(目標金額)」で決まります。
期間が短く、目標金額が大きいほどリスクが高い投資方法になります。
例えば、老後資金の投資手段を考えてみましょう。
老後資金の目標金額は大きいですが、10年単位で運用期間は長いです。
この場合の投資対象は、将来の経済成長に期待かつリスク分散できる「インデックス」とします。
投資手段は無理なく長い期間投資し続ける「積立投資」を選びます。
インデックス×積立投資
老後資金の解説はこちらの記事をご覧ください。
次は、すぐにでも会社で仕事をしたくない場合の投資方法を考えてみます。
もし、大きな元手があれば「個別株orインデックス×裁量取引」配当金狙いでも良いでしょう。
配当金で生活できれば、会社で仕事をしなくても良いからです。
しかし、元手が無ければ短期間でお金を手に入れる必要があるため、ハイリスクハイリターンな「証拠金取引(FX、CFD)」を「裁量取引」の短期投資が効率良いです。
[st-kaiwa1]上手くいったら今苦労してないです…
このように目的に合わせた投資方法を考えてみてください。
投資対象と投資手段の組み合わせた投資方法を記載しますので参考にしてみてください。
投資方法 | 特徴 |
---|---|
インデックス×積立投資 | 少しずつ成長する経済と淡々と買う手段は長期投資に最適。 ドルコスト平均法。 |
証拠金取引×裁量取引 | 短期で大きく利益を得ることが出来る。 ハイリスクハイリターン。 |
個別株×裁量取引 | 上昇を予想して買う。 配当目的もあり。 自分の腕次第。 |
個別株×積立投資 | 長期的に成長が見込める銘柄に投資。 単元未満の少額購入が可能。 |
金×積立投資 | 有事に備えて少しずつ買い進める。株式と一緒に持つと有事の際に効果的。 |
債券×裁量取引 | 変動リスクを小さくして、安定した利子が欲しい時。 |
まとめ
投資をする目的と投資方法を解説してきました。
- 投資目的を4つの要素から考える
- 目的に合った投資方法を考える
ぜひ自分に合った投資方法を見つけてみてくださいね。