投資

米国高配当ETFで不労所得!銘柄選び・運用実績を公開!

こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256

不労所得の代表格と言えば、株の配当金ですよね。

配当とは、かんたんに言えば、企業が株主に対してお金を配ることです。

 

たくさん株を持っていれば配当金だけで生活することが出来てしまいます。

まさに何をしなくてもお金が貰える不労所得とはこのことですね。

 

この記事でわかること
  • 高配当株の考え方
  • 米国高配当は何を選べばいいのか?

 

それでは、よろしくお願いします。

運用実績

高配当株の運用実績を公開しています。

運用開始日:2022年7月27日(運用日数:193日目)

元金22,636.63ドル
3,164,489円
評価額23,327.18ドル
3,060,524円
評価損益+690.55ドル
-103,965円
配当金累計175.22ドル

 

みみかき
みみかき
為替の影響でドルはプラス、円はマイナスです。

 

▼資産状況

▼運用資産グラフ(ドルベース)

▼運用資産グラフ(円ベース)

▼配当金推移

コメント

コツコツ買い増し!コツコツ配当金!

 

高配当株の運用方針

当ブログでの運用方針はこのように決めました。

運用方針
  • 運用期間:長期
  • 銘柄:VYM(時々SPYD、JEPI)
    保守的で安定した株価と配当を出し、400社以上の分散投資が特徴。
  • 購入方法:定期積立かつ配当再投資

運用期間は長期とし、銘柄は安定した株価でかつ分散が効く米国ETFのバンガード米国高配当株式ETF「VYM」で株価上昇と配当のダブル利益を狙います。

また、淡々と定期的に積み立てることで、株の値動きに感情が左右されることがない方式としました。

そして、配当金は再投資することで複利の力で資産を加速させます。

 

もし、暴落した時には配当利回りが高いSPYDも購入を予定しており、たくさん買えるように資金を蓄えておきます。

 

高配当株の選び方

当ブログでおすすめしたい銘柄の選び基準はこちらです。

 

「株価安定」×「配当継続」×「分散」

 

長期運用の場合は、同じ投資を長く継続することが資産運用では重要です。

好不況にあまり左右されず、株価が安定していて、配当を継続している企業に分散する投資が安心して運用を長く継続投資だと考えています。

 

童話で例えるなら「うさぎとかめ」です。

「うさぎとかめ」資産運用編

「うさぎ」と「かめ」は共にFIREを目指して資産運用を始めました。

リターンが高い投資を選択した「うさぎ」は、リスクも高いため、損切り等を繰り返して同じ投資を長く続けることが出来ません。

資産を増やすときも減らすときも速くなかなか資産が増えていきませんでした。

一方、リターンが低くてもコツコツ増やすことを選んだ「かめ」は着実に資産が増えていき、時間はかかったものの大きく資産を減らすことなくFIREを達成できました。

 

どちらを選ぶかは人それぞれですが、凡人の私は「かめ」を選択しました。

 

主な3つの米国高配当ETF銘柄

銘柄選びの基準「株価安定」×「配当継続」×「分散」に合う3つの銘柄を紹介します。

 

まず、当ブログではETF(上場投資信託)を主に取り扱っており、個別株はほぼ購入しません。

個別銘柄1つ1つ投資するのは、下調べから始まり、購入した後の管理など諸々めんどくさいですよね。

めんどくさがり屋なので、個別銘柄選びの必要がなく、1つ買えば勝手に分散投資になるETFを選択しています。

ETF(上場投資信託)とは?

かんたんに言うと「個別銘柄を小分けにした詰め合わせ」です。

メリット

  • 個別銘柄の分散投資ができる
  • 個別銘柄選びが不要(テーマで選ぶ)

デメリット

  • 保有コスト(経費率)がかかる
  • 個別銘柄に比べてリターンは低い

 

今回紹介するのは、米国株を代表する三大高配当ETFです。

米国三大高配当ETF
  • VYM「バンガード 米国高配当株式ETF」
  • HDV「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」
  • SPYD「SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF」

 

この3つのうち、当ブログでは「VYM」に投資することにしました。

 

決めた理由は、構成銘柄で最も多く、分散効果が最も大きいからです。

構成銘柄が多ければ、個別銘柄の暴落や配当減配リスクが軽減されるからです。

長期運用なので可能な限りリスクを抑えたいと思っています。

 

まず、三大高配当ETFの特徴を比較してみました。(2022年8月現在)

VYMHDVSPYD
純資産総額約442憶ドル約124憶ドル約82億ドル
経費率(運用コスト)0.06%0.08%0.07%
構成銘柄数442銘柄75銘柄80銘柄
配当利回り
2.97%
3.01%3.76%

 

次に組み入れセクター割合を比較してみました。

これだけではよくわからないと思いますので、VYM、HDV、SPYDそれぞれの特徴を見ていきましょう。

 

◎VYM

米国企業の配当利回りが高い約440銘柄で構成されたETFで、紹介する高配当ETFの中では最も構成銘柄数が多いです。

上位構成銘柄

VYMティッカー企業名割合セクター
1JNJジョンソンエンドジョンソン3.27%ヘルスケア
2XOMエクソンモービル2.91%エネルギー
3JPMJPモルガン2.40%金融
4PGP&G2.37%生活必需品
5CVXシェブロン2.29%エネルギー
6HDホームデポ2.22%生活必需品
7PFEファイザー2.03%ヘルスケア
8LLYイーライリリー1.98%ヘルスケア
9ABBVアッヴィ1.81%ヘルスケア
10KOコカ・コーラ1.79%生活必需品

セクター別の割合を見てみると、景気敏感セクターの「金融」がトップになっているため、金利上昇など好景気時には強みを発揮しますが、金利の低下やリーマンショックのよつな金融危機になれば、株価に与える影響は大きくなります。

しかし、ディフェンシブセクターが全体の約36%を占めており、守りも堅く攻守のバランスが取れています。

▼VYMの組み入れセクター割合

ディフェンシブセクターの割合は全体の約35%です。

 

配当金の推移

配当金は株価上昇に合わせて増えています。

その証拠として、配当利回りがほとんど変わっていません。

VYM配当金株価配当利回り
2016年$2.21$75.772.92%
2017年$2.40$85.632.80%
2018年$2.65$77.993.40%
2019年$2.84$93.713.03%
2020年$2.91$91.513.18%
2021年$3.10$112.112.77%

 

ディフェンシブセクターとは

食料品、日用品や医薬品、電気・ガス・水道など人々の生活に欠かせないを取り扱う企業のグループです。

具体的なディフェンシブセクター

  • 生活必需品:食料品、日用品など
  • ヘルスケア:医薬品など
  • 公益:電気・ガス・水道

ディフェンシブセクターは企業業績が景気に左右されにくく安定しているため、保守的な銘柄群です。

 

また、VYMには配当金が少ない情報技術の割合は少なく、S&P500の主力GAFAMなどのハイテク系は含まれていません。

S&P500-ハイテク≒VYM

と覚えておきましょう。

◎HDV

ディフェンシブセクターのヘルスケア、生活必需品が組入割合1位、2位となっており、ディフェンシブセクターは全体の約46%で保守色が強いETFです。

上位構成銘柄

HDVティッカー企業名割合セクター
1XOMエクソンモービル7.72%エネルギー
2JNJジョンソンエンドジョンソン6.14%ヘルスケア
3CVXシェブロン5.42%エネルギー
4ABBVアッヴィ5.09%ヘルスケア
5VZベライゾン4.94%通信
6PMフィリップス4.05%生活必需品
7KOコカ・コーラ3.81%生活必需品
8MRKメルク3.77%ヘルスケア
9CSCOシスコシステムズ3.62%情報技術
10PEPペプシコ3.51%生活必需品

 

▼HDVの組み入れセクター割合

ただし、構成銘柄が最も少ない75銘柄とYVMの1/6と分散効果は薄いです。

 

配当金の推移

VYM同様に株価上昇に合わせて配当金が増えています。

利回りも常に3.0%以上と安定した配当金です。

HDV配当金株価配当利回り
2016年$2.71$82.253.29%
2017年$2.95$90.143.27%
2018年$3.10$84.383.67%
2019年$3.21$98.073.27%
2020年$3.56$87.674.06%
2021年$3.50$100.993.47%

◎SPYD

S&P500の中でも配当金が高い80銘柄に投資しているETFです。

三大ETFの中では最も配当利回りが高いのが特徴です。

上位構成銘柄

SPYDティッカー企業名割合セクター
1CAHカーディナルヘルス1.56%ヘルスケア
2PFGプリンシパル1.47%金融
3NRGNRGエナジー1.46%公共事業
4VLOバレロ・エナジー1.41%エネルギー
5IRMアイアンマウンテン1.40%不動産
6EIXエジソン・インターナショナル1.39%公共事業
7XOMエクソンモービル1.38%エネルギー
8CVXシェブロン1.38%エネルギー
9PNWピクナル・ウエスト・キャプタル1.35%公共事業
10SOサザン1.35%公共事業

 

紹介したVYM、HDVにはない不動産セクターがSPYDには含まれています。

不動産はインフレに強く、物価上昇には追い風です。

 

また、エネルギーや金融など配当利回りが比較的高い銘柄で構成されています。

▼SPYDの組み入れセクター割合

 

配当金の推移

配当金は常に4%超えの高利回りです。

2021年で唯一配当金が4%を割り込みましたが、コロナによる不動産の収益減少が配当金減少となったことが原因と思われます。

SPYD配当金株価配当利回り
2016年$1.52$34.864.36%
2017年$1.73$37.454.62%
2018年$1.62$34.074.75%
2019年$1.75$39.464.43%
2020年$1.64$32.944.98%
2021年$1.56$42.053.71%

 

配当金利回りは最も高く、配当金を重視したい方にはおすすめのETFです。

 

配当金込みのパフォーマンスを比較

VYM、HDV、SPYDにVOO(S&P500)を加えて配当金込みのパフォーマンスを比較してみました。

▼配当金込みのパフォーマンス比較

このチャート期間は2016年から2022年8月のものです。

コロナによる金融緩和でハイテクを多く含むVOOが他を圧倒しましたが、2022年から金融緩和から金融引締にFRBスタンスを変更したことで、金利上昇に弱いVOOの下落が目立ちます。

一方、ハイテクが少ない高配当ETFの下落は限定的で安定しています。

JPEIを購入!キャピタルも狙える優良ETF

配当金を更に積み上げたいと思い、JPEIを追加で購入しました。

JEPIとは…

S&P500の大型個別株を80%、他20%を仕組債の一種であるコールオプションを売ってプレミアムを受け取る仕組みです。

運用方針(引用)

米国の大型株とオプションの売却を組み合わせたポートフォリオからインカムを獲得し、株式の配当金とオプションプレミアムを原資として毎月分配を目指します。

独自のリサーチプロセスによって分散された低ボラティリティの株式ポートフォリオを構築します。このリサーチに基づいて株価の割高・割安を判断し、リスク・リターン特性の向上を目指します。

毎月のインカムの分配に加えて、S&P500指数よりもボラティリティを抑えながら同指数の値上がり益の部分的な恩恵を享受することを狙った運用を行います。

 

つまり…

個別株:値上がり益と配当金

仕組債:プレミアム(≒配当金)

JPEIはキャピタルもインカムも両方狙えるETFです。

 

ETF仕様
  • 設定日:2022年5月20日
  • 経費率:0.35%
  • 配当利回り:10.88%
  • 運用:アクティブ

組入銘柄は、ファンドマネージャーが決めているアクティブファンドです。(指数に連動したインデックスファンドではない)

経費率はアクティブファンドにしては、低めです。

 

これまでのパフォーマンスは?

VOO(S&P500連動ETF)とVYM(米国高配当ETF)を比較しました。

▼JEPI設定来(配当調整抜き

 

▼JEPI設定来(配当調整込み

 

配当抜きでは他のETFと大きな差が出ていますが、配当込みになると高い配当益から差が小さくなります。

 

では、運用方針のボラティリティはどのくらい抑えられているでしょうか。

2022年の株価急落の影響を見てみました。

2022年初の最高値から最安値
  1. VOO:-24.7%
  2. JPEI:-19.1%
  3. VYM:-17.3%

 

VOOに比べてボラティリティは低いですが、VYMより若干高めなので、JPEIのボラティリティは抑えているとはあまり言えなさそうです。

まだ、設定日が浅いためデータが浅く、どのようなパフォーマンスになるのか検討しにくいですが、配当を重視した投資としては悪くないと考えています。

高配当ETFの注意点

高配当ETFへの投資で注意してほしいことがあります。

○高値で一括投資しない。

株全般に言えることですが、特に高配当ETFは株数を持てば持つほど配当金が多くなります。

高い時購入すると株数は少なくなってしまいます。

下落した時に購入することをおすすめします。

○配当金には税金がかかる。

日本株の場合は配当に対して約20%の税金がかかるのはご存じだと思います。

米国株の場合は、米国内で10%の税金が引かれ、引かれた残り90%に対して日本で20%の税金が引かれます。

つまり、手取りは…

100×(1-10%)×(1-20%)=72

配当金の約72%が手取りです。

ちなみに米国で取られた税金は外国税額控除と言う制度で、取り戻すことが可能です。

まとめ

不労所得の代表格である高配当ETFについて解説しました。

  1. 「株価安定」×「配当継続」×「分散」
  2. VYMが分散も効いていて長期運用向き
  3. 下落した時が買い増しチャンス!

積立設定するだけでかんたんですから、是非参考にしてみてください。

よくある質問

皆さんが疑問に思っていることに回答していきます。

◎どこの証券会社で買えばいい?

おすすめは楽天証券またはSBI証券です。

購入手数料や取扱銘柄数はほとんど同じなので、明確な違いはポイントです。

楽天証券:楽天ポイント

SBI証券:Tポイント

貯めている、使っているポイントで選べば良いと思います。

どちらも貯めていないなら、アプリの使いやすさで楽天証券がおすすめです。

Q.NISAで買える?

NISAでも購入可能ですが、長期運用にはおすすめしません。

一般NISAで購入可能なので、非課税期間は5年間と短く、5年後は課税口座または非課税枠に移す(ロールオーバーする)必要があります。

課税口座なら課税口座移行から出た利益には通常課税されます。

非課税枠の場合は非課税ですが、すでに非課税枠120万円を使い切った場合は追加購入できません。

また、NISAでも利益に対して国内の20%税金は非課税ですが、米国10%の税金は課税されます。

Q.株価暴落した時にはどうすれば?

暴落した時には、株の買い増しをおすすめします。

配当金は株数が増えるほど多く貰えますから、安い時に多くの株を買って配当金を増やしましょう。

Q.組み入れセクターは重要?

重要です。ただし、長期運用なら偏りなく分散されているETFを選ぶようにしましょう。

その時々で強いセクターもあれば、弱いセクターもあります。分散されていれば、強いセクターの割合が多いETFが牽引して他と離しますが、長い運用期間のなかでは弱くなる時もあります。

そのため、セクターが分散されているETFに投資すれば強い時も弱い時もそれぞれが助け合い大きな株価下落を防いでくれます。

VYM、HDV、SPYDのこれまでの株価は右肩上がりで上昇していて、大きな差は出ていませんよね。

これも分散された効果だと思います。

 

興味があれば、他の記事ものぞいてみてください。

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