投資

【トラリピ】マイナススワップは利益に影響する?

こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256

トラリピを運用していて

「マイナススワップ」

とっても気になりますよね!

 

毎日支払わなければならないため、決済利益が削られると思うと、トラリピを仕掛けるのを躊躇してしまいます。

クロス円に限れば、日本だけ金融緩和で政策金利が上がらなく、各国の通貨とは金利差が大きくなり、マイナススワップ額も大きくなる一方です…

 

さて、今回はマイナススワップはトラリピの収益にどれだけ影響を与えるのか?

について、解説していこうと思います。

 

マイナススワップレンジのトラリピを仕掛けるのを躊躇している方などの参考になれば幸いです。

 

マイナススワップ影響は?

まず結論から言うと

マイナススワップは利益に対して、約10%程度です。

 

理論的に算出するのは難しいため、運用実績で確認してみました。

 

運用実績
  • 決済利益:328,262円
  • マイナススワップ:-30,708円
  • マイナススワップの割合:9.3%
    (マイナススワップ÷決済利益)

 

トラリピの運用実績はこちら

https://incomestock.net/toraripi/

 

▼マイナススワップ内訳(プラススワップ含まず)

通貨ペア確定スワップ保有ポジション
スワップ
合計
ユーロ円-987円-5,034円-6,021円
豪ドル円-5,471円-15,376円-20,847円
豪ドルNZドル-602円0円-602円
NZドル米ドル-1,102円-2,136円-3,238円
カナダドル円0円0円0円
合計-8,162円-22,546円-30,708円

 

どうですか?10%って結構大きいように思いますか?

でも、実際にはマイナススワップはあまり気にしなくてもよいと思います。

次に解説していきます。

マイナススワップのトラリピを運用すべき?

さて、マイナススワップが収益の10%を奪っていたとしても、マイナススワップのレンジでトラリピをするべきでしょうか?

私の見解は…

 

マイナススワップがあってもトラリピ運用をするべきだと思います。

 

理由は次の通りです!

 

運用するべき3つの理由!
  1. 決済利益 > スワップ
  2. ハーフ&ハーフなら必要資金が抑えられる
  3. 機会損失

 

 

◎決済利益 > スワップ

マイナススワップに限らず、プラススワップも決済利益に比べれば小さいものです。

 

値動き(pips)に換算してみると…

豪ドル円スワップ変動幅
売スワップ-80円8pips
買スワップ50円5pips

スワップを変動幅に換算するとわずか数pipsです。

1日の上下変動幅は平均して1000pips(1円)程度動くことを考えると、スワップ変動幅の比率は0.8%ととても小さいです。

 

実際に決済履歴を見てみました。

成立日時通貨ペア区分確定損益(売買損益)(スワップ)
2022/5/12 1:19AUD/JPY新規
2022/8/2 16:07AUD/JPY決済523800-277

 

新規から約3か月経過しても確定損益はプラスでした。

仮に長い間決済されなく、マイナススワップが蓄積しても、設定レンジ内で値動きしていれば、他のトラリピ注文で決済されるため、マイナススワップより決済利益の方が上回ります。

◎ハーフ&ハーフなら必要資金が抑えられる

ハーフ&ハーフなら、同じレンジ幅の買いまたは売りトラリピのみより資金を抑えることができます。

出典:マネースクエア

 

買いまたは売りトラリピのプラススワップの運用より、マイナススワップがあってもハーフ&ハーフの方が必要資金が抑えられますから、マイナススワップで収益が-10%下がったとしても、利回りは高くなります。

マイナススワップは見える損失なので気になりますが、実際には利回りが高くなるので、マイナススワップを恐れて運用しないのは損だと思います。

 

ただし、ハーフ&ハーフは上下に外れるリスクもありますから、その点も十分ご留意した上で仕掛けてみてください。

 

 

◎機会損失

ハーフ&ハーフ戦略と似ている部分はありますが、プラススワップのトラリピでレンジを追いかけ続けると高値(安値)つかみになりかねませんので、買いまたは売りだけでレンジを設定するのは難しいですよね。

レンジから外れて追いかけるのをやめてしまうと、機会損失になってしまいます。

中長期的に高値(安値)だと思えば、マイナススワップでも逆張りトラリピを仕掛けておけば、機会損失になりません。

 

実際にマイナススワップで運用していなかった場合は、私の場合…

約10万円の利益を得ることができていませんでした。(豪ドル円の場合)

 

マイナススワップが仮に10%だとしても、9万円の手残りがあるわけですから運用しない手はないと思います。

 

まとめ

トラリピのマイナススワップの影響について解説しました。

  • 影響は利益に対して約10%程度
  • マイナススワップでも運用をするべき!
  • マイナススワップより為替差益が大きいので、しないと機会損失になる。

マイナススワップは良いものではありませんが、レンジに仕掛けたいけどマイナススワップを恐れて設定しないのはもったいないですから、仕掛ける場合は勇気をもって仕掛けてみるのも良いでしょう。

 

ただ、無理にする必要はありませんので、マイナススワップが嫌なのであれば無理にする必要はありません。

よくある質問

Q.マイナススワップはどのくらい支払いがあるの?

ほとんどのFX会社は日々のスワップ額を公開しています。

トラリピの場合はスワップカレンダーがありますので見てみてくだい。

Q.スワップ額はどんな仕組みで決まるの?

スワップ額はFX会社によってまちまちですが、おおむね各国の金利差で決まります。

金利が高い通貨がプラススワップ、低い通貨がマイナススワップです。

米ドル円の場合は、買い(金利が高いドルを保有)がプラス、売り(金利が低い円を保有)がマイナススワップです。