こんにちは!こんばんは!株などで2021年200万円以上の利益を得ることができた「みみかき」です。@mimikaki256
トラリピで利益を出すにはどのようにすれば良いでしょうか。
せっかくトラリピを始めた、始めようと思っているのだから効率よく大きな利益を出せるようにしたいですよね。
そこで今回はトラリピで利益が向上させる設定について解説します。
- 利益を向上させる設定のイメージが掴める
トラリピの設定をおさらい
トラリピの設定はとてもシンプルですが、とりあえず人のまねをしてあまり理解せずに始めている方も多いのではないかと思いますので、まず設定のおさらいからしてみましょう。
設定は7つの要素で構成され、全て入力すればオリジナル設定が完成します。
▼注文画面
設定要素 | 説明 | |
① | 売買方法 | 「買」または「売」 |
② | レンジ or トラップ値幅 | 下限と上限レートを入力してレンジ幅を決める。または、1本間隔幅と本数指定してレンジを決める。 |
③ | 注文金額 | 注文通貨量を0.1万通貨~ |
④ | トラップ本数 | レンジ幅内の注文数 |
⑤ | 利益値幅 | 新規注文から決済注文までの差 |
⑥ | 決済トレール | 決済値幅を相場に合わせて広げ、利益拡大を図る機能 |
⑦ | ストップロス | 強制決済させる価格 |
利益を出す設定要素
7つのトラリピ設定で多くの利益を出すための重要な設定要素は3つです。
- レンジ
- 注文金額
- トラップ本数
- 利益値幅
まず初めに言っておくと、利益(リターン)を得るには、リスクも伴います。
つまり、ローリスクハイリターンの投資はないことを念頭に置いて聞いてください。
まず設定要素におけるリスクとリターンの関係を表にしてみました。
ローリスク・ローリターン | ハイリスク・ハイリターン | |
レンジ | 広い | 狭い |
注文金額 | 少ない | 多い |
トラップ本数 | 過疎 | 過密 |
(利益値幅は直接リスク・リターンにほぼ影響ありません)
利益というものは、「注文を出す」→「決済される」で利益が生まれるので、このような関係になります。
レンジを工夫する
まず最初の工夫は「ハーフ&ハーフで設定する」です。
半分の資金で2倍のレンジ幅をカバーできる方法が「ハーフ&ハーフ」です。
ハーフ&ハーフはトラリピでも公表されている王道の設定方法です。
▼ハーフ&ハーフ設定イメージ
この図のように中央値を境に「上レンジを売り注文」「下レンジを買い注文」で設定することで、中央値では含み損益が0円になるため、売り注文・買い注文設定片方の資金だけで両方のレンジをカバーすることが最大のメリットです。
※売り注文と買い注文のレンジ幅は同じ幅にすることが一般的です。
デメリットは「マイナススワップで取引するリスク」と「レンジを抜けるリスク(またはロスカットリスク)が買い・売り注文にあること」ことです。
しかし、長期チャートを見て、広い範囲に設定する場合はレンジを抜けるリスクは低いため、「ハーフ&ハーフ」はとても資金効率が良い手法です。
レンジとトラップ本数を工夫する
利益を多く出すためにはレンジ内に多くのトラップ本数を仕掛けることが不可欠です。
レンジを工夫するためにリピートするレンジに仕掛けることで利益率が大きく向上します。
つまり、レンジを「狭く」トラップ本数を「多く」してリターンを得る設定の工夫です。
▼米ドル円なら100円以上で仕掛ければ良さそう。
過去のチャートを参考によくレンジする価格帯に絞ってトラリピ設定すると、レンジ内に多くの本数を仕掛けることができるので利益の向上が期待できます。
デメリットは、レンジから外れる可能性が高くなることです。
たとえば、米ドル円なら民主党政権時代に100円を下回って推移していましたが、自民党政権時代に戻ってから、100円を割ったことはないため、100円以下は設定しなくても良いといったレンジを狭くして、資金効率の向上が期待できる設定の工夫です。
▼民主党政権のドル円相場
利益値幅を工夫する
一般的に利益値幅を広げるほど、トータルリターンは大きくなる傾向があります。
カナダドル円で利益値幅を変えることでリターンも変化します。
▼カナダドル円のシミュレーション結果
- レンジ:75円~95円
- 本数:50本
- 通貨量:1000通貨
- 運用期間:2019年1月~2022年3月
利益幅 | 期間収益 | 推奨証拠金 | 利益率 |
20pips | 162,379円 | 315,083円 | 51.5% |
40pips | 190,855円 | 317,116円 | 60.2% |
60pips | 212,223円 | 319,380円 | 66.4% |
80pips | 226,653円 | 319,577円 | 70.9% |
100pips | 233,937円 | 320,913円 | 72.9% |
※本シミュレーションはトライオートFXの口座開設すると利用できます。
しかし、利益値幅を広げすぎると逆にリターンは小さくなってしまい、どの利益値幅にすれば良いか見極めが難しいので「注文毎に利益値幅を分ける」方法があります。
▼利益値幅を分ける注文イメージ
- 新規注文「80.0円」利益値幅「0.5円」
- 新規注文「80.2円」利益値幅「0.6円」
- 新規注文「80.4円」利益値幅「0.7円」
- 新規注文「80.6円」利益値幅「0.5円」
- 新規注文「80.8円」利益値幅「0.6円」
- 新規注文「81.0円」利益値幅「0.7円」
- 新規注文「81.2円」利益値幅「0.5円」
- …
同じレンジ内に、利益値幅が違う注文をすることで、ボラティリティ高い時も低い時もバランス良く決済されることが期待できます。
レンジと利益値幅を工夫する
レンジと利益値幅を同じトラリピ注文で工夫する方法もあります。
- 中央値から近いレンジは利益値幅を狭くする。
- 中央値から遠いレンジは利益値幅を広くする。
▼中央値付近にチャートが集中する通貨ペアに有効
為替はレンジを形成しており、いずれか戻るため、中央値から離れた注文は利益値幅を広くすれば大きな利益を得ることができます。
中央値付近は値動きが小さいことがあるため、利益値幅も小さくして効率を上げます。
遠いレンジのまま留まってしまう場合がありますので、見極めは必要ですが通貨ペアによっては、そのような特徴が出ている通貨ペアもあります。
注文金額を工夫する
中央値から遠い・近いレンジ…の続きで注文金額も工夫できます。
これはトラリピのダイヤモンド戦略と同じです。
- 中央値から近いレンジは注文金額を大きくする。
- 中央値から遠いレンジは注文金額を小さくする。
つまり、レンジしやすいところに多くの資金を割り当てることで資金効率を上げる方法です。
▼ダイヤモンド戦略
ダイヤモンド戦略はトラリピで紹介する設定の中で最も利益率が高い手法なので、とりあえずそのまま設定するのも全然ありです!
トラリピにおすすめの通貨ペア
おすすめする通貨ペアは「豪ドルNZドル(オージーキウイ)」です。
トラリピで最も人気の高い通貨ペアです!
狭いレンジを形成しつつ、チャートも鋭角に動く傾向からトラリピ向きの通貨ペアです。
4つ紹介した工夫全てに応用できます。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
https://mimikaki.org/toraripi-audnzd/
まとめ
設定の工夫について解説しました。
- 工夫する設定要素は3つ「レンジ」「トラップ本数」「利益値幅」
- レンジの工夫:「ハーフ&ハーフ」「狭くする」
- トラップ本数の工夫:値動きが集中しやすいレンジに多くする
- 利益値幅の工夫:中央値から遠いレンジは広く、近いレンジは狭くする。
トラリピはシンプルな設定なので、なかなか工夫が難しいですが、利益に関しては3つの設定要素をアレンジすることで同じ資金でも利益向上が可能です。
是非参考にしてくれたらうれしいです。
以上、トラリピで利益を出す設定のコツとおすすめ通貨ペアでした!
よければTwitterやっているのでフォローお願いします!