こんにちは!こんばんは!みみかきです。@mimikaki256
結局、トラリピの設定は何をすればいいのかわからないですよね。
始めるからには最初から一番いい設定にしたいと誰もが思うはずです。
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- トラリピと長く付き合うための設定方法がわかる。
- 資金効率の良い設定がわかる。
- マネースクエア公式のおすすめ設定がわかる。
この記事を読むことで、効率よく不労所得を稼げるようになりますから、最後までご覧ください。
それでは、よろしくお願いします。
トラリピの運用実績を公開しています。
https://incomestock.net/toraripi/
トラリピは長期運用こそ最強!
まずはトラリピを知らない方は、公式の動画を見てから読むとよりわかりやすくなります。
▼【公式】90秒でわかる トラリピ
トラリピはFX取引ですが、上に行くか、下に行くのか相場を予想しないFXなので、目先の短期トレードではありません。
つまり、短期ではなく中長期を意識した投資です。
トラリピの注文は、レンジに指値注文を複数並べます。
レンジに仕掛けることは、そのレンジの広さで取引期間が決まります。
- レンジが狭ければ…短期運用
- レンジが広ければ…長期運用
しかし、レンジが狭いほど相場観が必要です。
トラリピのコンセプトである相場を予想しない取引をしたいなら、レンジを広くした長期運用が適しています。
具体的に米ドル円の通貨ペアを見てみます。
過去5年のチャートを見てみると、一見広い範囲をカバーできていそうですが、時間軸を広げて、過去50年間のチャートを見てみると過去5年のチャートはごく一部であると感じます。
▼過去5年間(米ドル円 週足)
▼過去50年間(米ドル円 月足)
例なので極端に時間軸を広げましたが、レンジが狭いと短い期間でレンジを抜けてしまいます。
仕掛けた売買注文が利益方向に抜ければいいですが、損失方向に抜けたら損失です。
しかし、ひろ〜いレンジにしておけば、短期間で抜けることはありません。
また、為替には回帰性があります。
- 上がればいずれ下がる。
- 下がればいずれ上がる。
※回帰性が無い通貨ペアもあります。
株式とは異なり、為替は一方方向に動かず、回帰性があるので、ひろ〜いレンジにしておけば、大きな含み損もいずれ利益に変わる可能性が高いです。
つまり、トラリピはひろ〜いレンジに注文を仕掛けて長期目線で運用することが、大きな損失を出さずに、為替変動に対応して、コツコツ利益を上げるトラリピの最適解です。
「ハーフ&ハーフ」がトラリピの基本設定
トラリピはひろ〜いレンジで長期運用が最適と言いました。
ここで紹介する「ハーフ&ハーフ」は、同じ資金で2倍のレンジに注文できます。
ハーフ&ハーフは設定レンジ中央を境に買い注文と売り注文を半分ずつ仕掛ける戦略です。
ハーフ&ハーフが何故2倍のレンジに注文できるかと言うと、レンジ中央が買い注文と売り注文の含み損が0になるからです。
ハーフ&ハーフの設定例をみてみましょう。
- 高値(上側)に売りレンジ
- 安値(下側)に買いレンジ
▼こんなイメージ
為替は回帰性があるので…
- 高くなったら下がるから、売り注文
- 安くなったら上がるから、買い注文
というシンプルな考えで作られた戦略です。
売りの場合は下がると利益が出ますよね。
中央値に近づくほど、利益は大きくなり、ポジション数も減少して、中央値より低い指値注文はないため、含み損はなくなっています。
買いの場合も同じです。
つまり、中央値がゼロ点となるため、売りまたは買いどちらか片方のレンジの資金だけで売りと買い両方の設定を持てるというわけなんです。
ハーフ&ハーフのデメリット
ハーフ&ハーフのデメリットは、レンジ逸脱リスクが2倍あります。
逸脱リスクとは、損失方向にレンジが外れることです。
ハーフ&ハーフでは売りと買いの注文が異なる2つレンジを保有しているため、2つの逸脱リスクがあります。
- 売りレンジ:上に抜けるリスク
- 買いレンジ:下に抜けるリスク
売りや買いの片方だけで運用しているより、レンジが外れる可能性が単純に2倍あります。
イメージにするとこんな感じ。
▼買い注文のみの逸脱リスク
▼ハーフ&ハーフの逸脱リスク
レンジは上下に逸脱する可能性がありますから、ひろ~いレンジにすることで、逸脱リスクは回避することができます。
ハーフ&ハーフの中央値の決め方
チャートを見る時間軸により中央値を変えてみましょう。
見る時間軸により、中央値が変わってきます。
もし、迷うなら2008年のリーマンショック以降のレンジの中央値を参考に決めてみてください。
- 時間軸が短い:レンジを逸脱するリスクが高い
- 時間軸が長い:レンジを逸脱するリスクが低い
リスクをどのくらいとって利益を得ていくのかという問題なので人それぞれ。
長く運用するなら、少なくとも10年以上の時間軸で決めた方が良いでしょう。
過去には10年周期で○○ショックのような、相場が急変動することが起きます。
急変動に耐えきれないとロスカットされてしまうからです。
直近の相場では、以下のショック相場があります。
2000年:ドットコムバブル崩壊
2008年:リーマンショック
2020年:コロナショック
米ドル円を例に見てみます。
2008年:リーマンショック
◎110円→87円まで下落しました。
2020年:コロナショック
◎112円→101円まで下落しました。
ちなみにドットコムバブル崩壊では大きな変化はありませんでした。
短期間でここまで変動してしまうと、狭いレンジ設定では耐えきることができません。
- 安全ととって利益を減らすか?
- リスクをとって利益をとるのか?
どちらかを選択しなければなりません。
※コツコツドカンとは、コツコツ稼いだ利益を1回の相場で今までの利益をなくしてしまうこと。
もし、迷うならリーマンショックからの相場をカバーするレンジにしておけばある程度の急変動でも問題ないと言えそうです。
ダイヤモンド戦略は資金効率を上げる
ダイヤモンド戦略はハーフ&ハーフの応用設定です。
ハーフ&ハーフと同じ資金でも、大きな利益を得る資金効率に優れた戦略です。
特徴は、良く推移するレンジに注文をたくさん並べて(または1注文あたりの通貨量を多く)、あまり推移しないレンジは注文少なくします。
設定レンジ全体を均等に注文を並べるよりも良く推移するレンジに多くの注文を出したほうがリピート回数が増えるため、多くの利益が取れるということです。
具体例として、豪ドルNZドルの週足チャートをみると中央値付近のレンジでよく推移していることお分かり頂けると思います。
▼豪ドルNZドル(週足)
良くレンジにより多く仕掛けることによって同じ資金でも利益に差が出ます。
次がハーフ&ハーフとダイヤモンド戦略の収益を比較したシミュレーション結果です。
- ハーフ&ハーフ:+320,639円
必要資金:311,386円
- ダイヤモンド戦略:+346,318円
必要資金:311,880円
全体のレンジは同じですが、ダイヤモンド戦略の方が利益が出ていますね。
ダイヤモンド戦略は良く推移するレンジに資金を割いて、注文を厚くする資金効率を高めた戦略です。
通貨ペアの選び方
時間軸を長くして、きれいなレンジになっている通貨ペアを選びましょう。
理想は正弦波のようなチャート形状です。
理由は、ハーフ&ハーフが仕掛けやすいからです。
ハーフ&ハーフは、「売り」と「買い」の境である中央値を決めなければなりません。
きれいなレンジになっていると中央値がほぼど真ん中にくるため、売りレンジ、買いレンジを当てはめることができます。
為替には「回帰性がある通貨ペア」と「回帰性がない通貨ペア」があります。
為替は二国間の綱引きなので、かんたんに言えば、国の強さです。
特に先進国の通貨ペアは、回帰性が高いです。
具体的にきれいなレンジになっている通貨ペアである豪ドル円の通貨ペアを見てみます。
▼豪ドル円(月足)
回帰性がない通貨ペアは「新興国と先進国」の組み合わせです。
トラリピには不向きの通貨ペアです。
スワップ投資で人気が高いメキシコペソも新興国の通貨で、信用ランクも新興国では高い方ですが、日本円とのペア(メキシコペソ円)で長期的に見てみると右肩下がりで回帰性はありません。
▼メキシコペソ円(月足)
回帰性もあって、レンジの中央値も決めやすくハーフ&ハーフに適した通貨ペアは「先進国と先進国」と言えますね。
ひろ~いレンジに適した通貨ペアはハーフ&ハーフに適した、きれいなレンジを形成したものを選びましょう。
公式推奨!トラリピ世界戦略
マネースクエアが推奨するトラリピ世界戦略ですが、推奨するだけあって成績年利20%の実績があります。
なぜ、トラリピ戦略がこんなに良い成績を出せるのか?
隣国の通貨ペアだからです。
隣国の通貨ペアなので…
- 似た経済圏から狭いレンジ相場を形成しやすい
- ショック相場に耐性がある
トラリピ世界戦略の詳細はこちらの記事をご覧ください。
https://incomestock.net/toraripi-world/
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
トラリピの最強設定について解説してきました。
- ひろ~いレンジに注文を仕掛けて、長期運用する
- ハーフ&ハーフで2倍のレンジで更に広く
- きれいなレンジを形成する通貨ペアを選ぶ
- 迷うなら公式の世界戦略も一案
トラリピはとにかく長く続けることが損をせずに利益を出せる秘訣です。
ご参考になれば幸いです。
興味があれば、他の記事ものぞいてみてください。