こんにちは!こんばんは!株などで2021年に200万円以上の利益を得ることができた「みみかき」です。@mimikaki256
さて、今回は「一括投資」VS「積立投資」どちらの投資法が総合的に見て良いのか、比較検証してみました。
ポピュラーな投資法としては、「積立投資」をしている方がほとんどだと思いますが、大金を一度に使い購入する「一括投資」の方もチラホラ見受けられます。
一体どちらの投資法を選べば、良いのでしょうか?
これから投資を始めようとしている方や投資をしている方でも、一括投資と積立投資のメリット、デメリットが分かるようになりますから、最後まで見てくれると嬉しいです。
まず、結論です。
投資スタイルは「積立投資を軸に株が安くなったら一括投資」です。
つまり、積立投資の方が良いと考えています。
そもそも一括投資と積立投資って?
そんなの知ってる!って方は読み飛ばしてください(^^;
一括投資とは…購入のタイミングは不定期で一度に大きな資金を使って購入する方法です。
積立投資とは…毎月や毎日など一定間隔、一定金額で淡々と購入していくことです。
サラリーマンの給料など定期収入がある場合、その一部を投資する積立投資は万人向けな方になります。
株の基本は「安く買って高く売ること」
当たり前のことですが、株は安い時に買って、高くなった時に売ることで利益を得ることができます。
逆に高い時に買って、安い時に売ったら損してしまいますよね。
つまり、一括投資と積立投資ではどちらが良いのか?とは…
「どちらが安く買うことができているのか」
つまり、平均取得単価が焦点になってきます。
では、過去の株価推移からどちらが安く買うことが出来たのか検証してみました。
一括投資と積立投資を比較検証!
この検証は購入するタイミング次第で成績がガラッと変わります。
積立条件と時期を分けて検証してみました。
検証対象は、米国株でポピュラーな「S&P500」を用いました。
▼SPY(S&P500連動ETF)月足チャート
投資条件は「一括」「毎月積立」
なお、検証結果には信託報酬や手数料は考慮していません。
それでは結果を見てみましょう!
検証1:設定来(1993年)から運用開始した場合
- 運用期間:1993年2月~2022年2月(運用期間29年)
- 運用資金:350万円(積立は毎月1万円)
▼比較検証グラフ
運用成績 | 平均取得単価 | |
一括投資 | 3,587万円(1025%) | 43.96ドル |
積立投資 | 1,379万円(394%) | 114.31ドル |
検証2:ドットコムバブルの高値から運用開始した場合
- 運用期間:2000年9月~2022年2月(運用期間21年6か月)
- 運用資金:258万円(積立は毎月1万円)
▼比較検証グラフ
運用成績 | 平均取得単価 | |
一括投資 | 758万円(294%) | 153.25ドル |
積立投資 | 778万円(302%) | 149.28ドル |
検証3:リーマンショックの底値から運用開始した場合
- 運用期間:2009年3月~2022年2月(運用期間12年11か月)
- 運用資金:156万円(積立は毎月1万円)
▼比較検証グラフ
運用成績 | 平均取得単価 | |
一括投資 | 969万円(621%) | 72.52ドル |
積立投資 | 384万円(247%) | 182.76ドル |
検証結果を総括
3つの検証結果を総括してみました。
結論を言うと
- 一括投資は、高値つかみをする可能性(ハイリスク)
- 積立投資は、購入単価を時間で分散(ローリスク)
ということです。
運用成績だけを見ると、一括投資の方がパフォーマンスに優れているように見えますね。
確かにそうですが、一括投資は危険な面も持ち合わせています。
こちらが、検証結果の平均取得単価をまとめた表です。
一括投資 | 毎月積立 | |
検証1(設定来) | 43.96ドル | 114.31ドル |
検証2(高値スタート) | 153.25ドル | 149.28ドル |
検証3(安値スタート) | 72.52ドル | 182.76ドル |
注目してほしいのは「検証2」です。
唯一「検証2」だけ、毎月積立の平均取得単価が低いことがわかります。
検証2や検証3のように今後もずーっと右肩上がりが続くと思うのであれば、一括投資の方がリターンが高くなりますが…
未来の相場は「誰にも予想できない」わけですから、今後も右肩上がりの相場が続くとは限りません。
すなわち、一括投資はリターンが高い一方で、リスクも高いハイリスクハイリターンな投資法だと言えます。
検証2は、株の基本である「安く買って高く売ること」に反した結果が出てしまったわけですね。
そのため、ここでおすすめする投資の基本スタイルは…
積立投資を軸に考えて、株価が安い時にまとめて購入する。
この方法だと、買うタイミングを時間で分散させるリスクを抑えた積立投資を軸に、安い時にたくさん買う一括投資を行うことで高いパフォーマンスが期待できる資金効率が良い投資スタイルです。
まとめ
一括投資と積立投資の検証を行いました。
本記事を執筆している時はコロナショックによる異次元の金融緩和が終わり、金融引き締めに入り始めです。
金融引き締めは株式市場にとってマイナス材料ですから、一括投資は高値をつかまされる可能性があるため、リスクが高い投資方法になります。
下落相場リスクが待っている時にはキャッシュポジションを厚くして下落した時に株の基本「安く買って高く売ること」を思い出し、一括購入することがよいでしょう。
しかし、相場はわかりませんから積立投資は継続しましょう。
以上、【米国株】一括投資と積立投資は結局どっちがお金増えるのか?でした!
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