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NF日経高配当50ETF(1489)を解説|配当金・今後の見通し

こんにちは!こんばんは!みみかきです。

今回は私も保有しているNF・日経高配当50 ETF(以下、1489)を紹介します。

私のポートフォリオのほとんどは米国株になりますが、日本株に投資するなら1489に投資します。

1489はこんな人におすすめのETFです。

  • 安定した配当が欲しい
  • 生活費の足しにしたい
  • 高配当銘柄選定が不安、めんどくさい
  • 値上がり益にも期待したい

配当だけではなく、実は値上がり益にも期待できる銘柄です。

もっと早く少しずつ投資していればよかったと少し後悔しています。

1489の概要と魅力

1489は、日本の株式市場で取引できる上場投資信託(ETF)の一つです。

このETFは、日経平均株価を構成する銘柄のうち、配当利回りが高い50銘柄を選定して構成されています。

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日経平均から選定されているので、大企業ばかりです。

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「日経平均高配当株50指数」は日経平均構成銘柄のうち配当利回りの高い50銘柄から構成される配当利回りウエート方式の株価指数です。配当利回りに流動性(売買代金)を加味して構成銘柄の指数算出上のウエートを決定するという、従来までの価格平均や時価総額加重平均とは異なる算出方法を採用しており、いわゆるスマートベータ型のインデックスとみることができます。

日経平均プロファイル

日経平均から選定されているだけでなく、定期的な銘柄の入れ替えや選定基準も配当だけでなく流動性も高くないと選定されないので、人気銘柄が多いのが特徴です。

あおぞら銀行をご存知でしょうか。

あおぞら銀行は2024年3月期の決算で突然無配を発表しました。

2024年3月期 第3四半期配当(無配)のお知らせ

2024年2月1日開催の取締役会において、以下の通り2024年3月期第3四半期末(2023年12月31日)を基準日とする剰余金の配当を行わないことを決議いたしましたのでお知らせいたします。

あおぞら銀行 配当・株主優待制度

1489の構成銘柄にあおぞら銀行に入っていましたが、この無配の発表から除外されています。

このように高配当だった銘柄も突然無配や減配を発表し、配当だけでなく株価も下落してしまう場合もあります。

そのため、銘柄選定に不安な方や定期的なメンテナンスが面倒な方に特におすすめです。

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自分で損切りや再購入などメンテナンスしなくていいのはホントに助かっています。

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【概要】

株価2,280
純資産総額2,502.0億円
分配(配当)金利回り2.98%
売買単位1口
信託報酬0.308%
分配(配当)金支払月1月、4月、7月、10月(年4回)
2024年4月10日現在

配当金も3%前後と高く、株式分割され最低購入価格が2,300円程度と買いやすくなっています。

11月29日の適時開示「『NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信』受益権分割、追加信託の限度額等の約款変更のお知らせ」の通り、「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(証券コード:1489)』は、2024年1月19日を効力発生日として、2024年1月18日の最終の受益者名簿に記載された受益者の有する受益権口数1口につき、30口の割合をもって分割いたしました。これにより、当該ETFの最低取引金額は2,000円前後からとなり、よりお取引がしやすくなりました。

NF・日経高配当50 ETF(1489)の受益権分割による最低取引金額の変更について
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1年ほど前は5%前後だったのですが、日経平均4万円を超えて、利回りも下がってしまいました。

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1489の構成銘柄

構成銘柄を確認してみます。

銘柄構成一覧(タップして表示)
川崎汽船双日
三菱UFJフィナンシャル・グループいすゞ自動車
商船三井三井住友トラスト・ホールディングス
三井住友フィナンシャルグループ積水ハウス
みずほフィナンシャルグループブリヂストン
INPEX大和証券グループ本社
日本製鉄T&Dホールディングス
SOMPOホールディングス三菱ケミカルグループ
三菱商事ふくおかフィナンシャルグループ
日本たばこ産業AGC
ソフトバンク東ソー
日本郵政コンコルディア・フィナンシャルグループ
ENEOSホールディングス三井化学
JFEホールディングスセイコーエプソン
東京海上ホールディングスNIPPON EXPRESSホールディン
神戸製鋼所日本電気硝子
日本郵船三井金属鉱業
三井物産長谷工コーポレーション
出光興産シチズン時計
MS&ADインシュアランスグループホールUBE
住友商事アマダ
キヤノンDIC
りそなホールディングスデンカ
野村ホールディングス
武田薬品工業

次は業種別の構成比率です。

銀行がトップ、海運、商社、保険など幅広く分散されていますが、景気に左右されやすい景気敏感株が多いです。

ただ、銀行はマイナス金利解除から利上げ期待もあり、金利上昇は株価にプラス材料です。

他に鉄鋼や石油、鉱業など資源関連はインフレに強いです。

つまり、今後インフレが継続すれば、1489の構成から、今後の株価は中・長期的に上昇すると考えています。

資産形成のコアとは別に1489を持つのはアリだと思います。

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下がったら少しづつ買い増しして長期的な運用をしています。

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1489のパフォーマンス

日経平均株価と比較してみました。

過去5年間を見ると、日経平均がリードしていますが、直近1年間ではマイナス金利解除とインフレに強い銘柄構成のため、1489の方がアウトパフォームしています。

設定来(2017年02月13日)~2024年4月11日

日経平均:+106%

1489:+92%

直近1年(2023年4月11日~2024年4月11日)

日経平均:+41%

1489:+53%

金利上昇、インフレなら日経平均を上回るパフォーマンスが期待できると思います。

1489のデメリット

配当金の高さ、単価が安く買いやすいメリットがある一方でこんなデメリットもあります。

信託報酬が若干高い

0.3%と言う信託報酬はインデックス投信と比較すると高い部類に入ります。

楽天・S&P500インデックス投信年0.077%
NF・日経225(1321)年0.117%
NF・日経高配当50(1489)年0.308%

信託報酬は株価に反映され、現金を支払う訳ではありませんが、比較してみると高い印象を持ってしまうと思います。

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他に競合がいないことが高い要因なのかも知れません。

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まとめ

1489について解説しました。

  • 高い配当金、株価上昇が期待できる。
  • 今後の金利上昇、インフレならそれに強い銘柄構成のため、株価上昇に期待。
  • 信託報酬が若干高め。
  • 景気敏感株が多いので、不景気になると株価低迷、減配リスクあり。

日本の高配当優良銘柄が集まったETFなので、少しずつ買い増しして長期運用していきましょう。